トレードのうわさを耳にしても「気にしていない」とブラウンズCBニューサム二世

クリーブランド・ブラウンズのグレッグ・ニューサム二世【NFL】

元1巡目指名のコーナーバック(CB)グレッグ・ニューサム二世は、自身が所属するクリーブランド・ブラウンズ以外のチームからトレード候補のレッテルを貼られている。ニューサムはそのうわさを知りつつも、気にもとめていない。

『WEWS Cleveland(WEWSクリーブランド)』のカムリン・ジャスティスによると、ニューサムは現地16日(火)、こう語ったという。

「俺は気にしていないけれど、家族とかが教えてくれたり、聞いてきたりすることはある。俺の頭をよぎるものは何もない。ここが快適なんだ。AB(ジェネラルマネジャー/GM、アンドリュー・ベリー)、オーナー、コーチたちは、俺の実力を知っている。彼らは、俺がこのチームに何をもたらすのかを知っている。それはフィールド上のことだけでなく、チームを1つにまとめるような存在だってことだ。常にエネルギッシュでいること。何があっても喜びを分かち合うこと。彼らは俺の価値を知っていると思うから、特に心配はしていない」

ニューサムのトレード話の背景には、ブラウンズがCBデンゼル・ウォードを高額の契約で保持していること、そして2023年に活躍した元3巡目指名のCBマーティン・エマーソンがいるという事情がある。他のエリアを強化するために、ブラウンズが強みとなるポジションから一部を手放す可能性があるというわけだ。ただし、現代のNFLでは、信頼できるコーナーバックが3人いることが、非常に重要になってくる。

さまざまなうわさが飛び交っている中でも、ニューサムはブラウンズでの将来を考え続けており、次のように話している。

「最初から言っているように、俺はキャリアを通じて1つの場所にとどまるような選手になりたいんだ。神がお望みなら、俺はここに長くいられるだろう」

ブラウンズは5月2日(木)の期限前に、ニューサムの5年目オプション行使について決定を下さなければならない。

2024年NFLドラフトが近づいており、他のチームが必要とするポジションを満たせない場合、ブラウンズはドラフトの指名過程あるいは指名直後に、ニューサムをトレード対象として提示する可能性がある。

ともあれ、ニューサムはそのうわさに対してどうすることもできない。ニューサムにできることは、ブラウンズの守備コーディネーター(DC)ジム・シュワルツの下で自分の仕事に集中することだけだ。

ニューサムはさらに「気分はいい。チームが勝つためにできることは何でもやるつもりだ。ブリッツもできたし、マンツーマンでのカバーも多くこなせたように、俺はいろいろなことができる。去年は素晴らしい役割を果たせたと思うし、これからももっと良くなっていく準備はできている」とコメントしている。

【KO】

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