ジャカルタ・バンドン高速鉄道、開業半年で利用者数256万人に

ジャカルタ・バンドン高速鉄道、開業半年で利用者数256万人に

インドネシア・バンドンにあるパダララン駅に進入するジャカルタ・バンドン高速鉄道の車両。(4月7日撮影、パダララン=新華社配信)

 【新華社ジャカルタ4月18日】中国とインドネシアが協力して建設したジャカルタと西ジャワ州の州都バンドンを結ぶジャカルタ・バンドン高速鉄道は17日、開業から半年を迎えた。

 中国の国有鉄道会社、中国国家鉄路集団傘下の中国鉄路国際は、2023年10月17日の開業以来の利用者数が延べ256万人に上り、大幅な増加傾向にあると明らかにした。動車組(動力分散式列車)の運行本数は計7050本、運行距離は126万キロを超えた。

 鉄道の運営・メンテナンスを行う両国のコンソーシアム(共同企業体)は便利な移動を提供するため、運行計画の調整を続け、運行本数を当初の1日14本から最大52本に、座席数を8400席余りから3万1千席余りに増やした。1日当たりの旅客輸送量は最大2万1537人、座席利用率は最高99.6%に達した。

 高速鉄道の安全で秩序立った運行を確保するため、中国における高速鉄道の運営・メンテナンス・管理での成熟した経験を生かし、高度で質の高い運行調整、旅客輸送サービス、設備点検・メンテナンス、安全確保・リスク予防などに努めている。豪雨や台風などの荒天にも適切に対応し、雨季の運行での安全管理を強め、高速鉄道の円滑な運行と旅客の安全な移動を確保してきた。

 同鉄道はジャカルタから観光地バンドンまでの所要時間を3時間余りから46分に短縮し、インドネシアの人々にとって、安全でグリーン(環境配慮)かつ効率的で快適な移動手段となっている。

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