西武リアルティソリューションズと住友商事は4月18日、共同で商業施設の開発を行っている「所沢駅西口開発計画」の商業施設名が「エミテラス所沢」（埼玉県所沢市）に決定したと発表した。
＜エミテラス所沢＞
キーテナントとして「ユニクロ」など12店舗、埼玉初出店22店舗、所沢市内初出店91店舗など、これまでエリアになかった多彩なショップが142店舗オープンする（4月18日現在139店舗を公表）。
敷地は、西武所沢車両工場跡地のため、本線と「西武鉄道所沢車両工場」を結んでいた「引き込み線」、西武鉄道が運転士の養成などで使用していた「運転用シミュレーター」といった歴史的な設備を展示する計画だ。
ターゲット顧客は、「マルチターゲット×マルチオケージョン」戦略により、西武鉄道沿線の居住者をはじめ、子育てファミリーからアクティブシニアまで幅広い世代と定めた。
＜幅広い世代集客目指す＞
昨年12月発表したサミットストア、ニコアンド、H＆M、ドットエスティ、アクタス、アカチャンホンポ、スポーツデポ、ジュンク堂書店、ノジマ、シネマコンプレックス・T・ジョイ エミテラス所沢、ナムコの11のキーテナントに加え、今回「ユニクロ」の出店が決定。メンズ、ウィメンズ、キッズ、ベビーの全てがそろう店舗となる。
「T・ジョイ エミテラス所沢」は、最新鋭設備を備えた全12シアター、1872席のシネマコンプレックス。は IMAX社による最新鋭テクロノジーの「IMAXレーザー」の他に、3面マルチプロダクション・映画上映システム「ScreenX」や立体音響技術「Dolby Atmos」を配した3つの特徴的なシアターをはじめ、多彩な座席設計により圧倒的な臨場感と快適な鑑賞環境となる予定。
地元の埼玉・所沢ゆかりのテナントとして、観葉植物の「HALE HANA」、韓国料理「妻家房 SAIKABO」、「秩父名物豚味噌丼 ちんばた」、洋菓子「Petit luxe EMILE」、インテリアの「イケダ照明」などが登場する。
子育て世代に向けて、英会話・ダンスの「SEIHA ENGLISH PARK／SEIHA DANCE ACADEMY」、キッズファッション「petit main」、キッズシューズ「Genki-Kids」、体操教室「ジムオルソ」などが出店する。
埼玉初、所沢市初では、アジア料理の「海南鶏飯食堂」、台湾料理「ダパイダン 105」、ベトナムフォー専門店「フォーティントーキョー」、カフェ「武蔵國珈琲」といった店舗がオープンする。
■エミテラス所沢
事業主：西武リアルティソリューションズ、住友商事
運営管理：西武リアルティソリューションズ、住友商事、住商アーバン開発
事業費：約295億円
所在地：埼玉県所沢市東住吉10（西武所沢車両工場跡地）
敷地面積：約3万4000m2
延床面積：約12万9000m2
構造：RCST造（柱RC造、梁S造）、一部S造
階数・高さ：地上7階 最高高さ37.40m
設計：清水建設・西武建設設計共同企業体（設計者：清水建設一級建築士事務所）
施工：清水建設・西武建設共同企業体
建物基本設計：日建設計
店舗面積：約4万3000m2
店舗数：142店舗
駐車場台数：約1700台
駐輪場台数：約2000台
開業予定：2024年9月
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