緑ふれあいサロン 社会参加のきっかけに 次代の担い手を醸成 横浜市緑区

サロンのチラシを手にする狩野代表(左)と、会計を務める藤村さん

2024年度の緑区地域課題チャレンジ提案事業に採択された「緑ふれあいサロン」が5月5日(日)に行われるサロンから活動を開始する。代表を務める狩野陽二さんは「様々な企画を準備している。地域活動に参加するきっかけ作りができれば」と話す。

「緑ふれあいサロン」は、「自分とつながる、地域とつながる。あなたのためのサロン」をコンセプトとして年間6回のサロンを実施する。

次代の担い手の醸成を図ることを目的としており、狩野代表は「私もそうだったけれど、定年後に地域活動に参加したいと考えても地域とのつながりやきっかけがなかった。サロンに参加することでそうしたきっかけの一つになってもらえたら」と思いを語る。

狩野代表は1997年、緑区役所が主催した「まちづくり講座」を受講したことから、「鴨居駅周辺まちづくり研究会」の前身である「魅力つくり隊」を7人で立ち上げ、地域活動をスタートさせた。その後は鴨居第四地区自治会長、鴨居原市民の森愛護会会長、鴨居連合自治会事務局長などを歴任してきた。こうした経験が礎となっており「まずはサロンに参加することで、地域でのつながりを作ってもらいたい」という思いが強い。

サロンの参加者にはアンケートを実施する予定で、地域活動に関心のある人に入会を勧めるという。狩野代表のほか、会計を務める藤村勝典さんも鴨居まち研の代表経験者。「歴史が好き」「イベント企画が得意」「自治会に貢献したい」などの様々なニーズに対して各種関係団体や区役所への橋渡しも行う予定だ。「参加しやすいように楽しい内容で、参加費を安価に設定しました」と狩野代表。

初回となる5月5日は「手品と落語の魅力を楽しもう!」がテーマ。鴨居中央会館を会場に午後2時から3時30分まで。定員30人で参加費300円(事前申し込み不要)。問い合わせは狩野代表【携帯電話】090・4416・0454。

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