4月20・21日「Jリーグ勝敗」予想 首位・C大阪と2位・広島、4位・神戸「鬼門のホーム戦」 3位・町田「東京と首都決戦」で上位陣に大波乱

画像/サッカー批評WEB編集部

今回のtotoは、J1第9節の9試合とJ2第11節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

今週はミッドウィークにルヴァンカップ2回戦があり、J1チームも登場した。連戦で、ただでさえ大変な今週末、上位陣には気になるデータが多くあり、混戦に拍車がかかることになりそうだ。

まずは前節に4年ぶりの首位に躍り出たセレッソ大阪だが、トップには立ち続けることになりそうだ。ただし、結果は芳しいものになりそうもない。

今回は名古屋グランパスのホームに乗り込む。C大阪はいまだ無敗だが、名古屋もリーグ戦3連敗の後、4勝1分とここ5試合無敗だ。

気になるのが今回、乗り込む名古屋のホーム戦との相性の悪さだ。過去30試合して、6勝6分18敗。2020年以降、名古屋のホームでは全敗している。もはや鬼門と言えるレベルだ。

レオ・セアラら一部主力を、ミッドウィークのルヴァンカップで岩手県まで遠征させたことも懸念材料で、最近の勢いも合わせて鑑みるに、上回るのは名古屋になりそうだ。

そうなると2位のサンフレッチェ広島には首位浮上のチャンスだが、今回は見送りとなりそうだ。今節対戦するのは19位と降格圏に沈む北海道コンサドーレ札幌だが、広島にとっては侮れない相手なのだ。

広島は過去、ホームでは札幌に1敗しかしたことがない。だが、今節のように札幌のホームに乗り込むと、6勝3分7敗と、一気に負け越しへと転じてしまうのだ。

さらに広島は、昨季まで2年連続でリーグ3位となっているが、札幌は得意とは言えない相手だった。リーグ戦4度の対戦で、1度も勝てていないのだ。

しかも、そのうち3試合が、ドローに終わっている。広島のミヒャエル・スキッベ監督、札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督と、欧州の智将同士の組み合わせが、そうした結果へと導くのかもしれない。

5連敗と苦しむ時期もあった札幌だが、リーグ戦ここ2試合で勝点4を獲得。一方の広島は、いまだ無敗ではあるが、4引き分けと勝点を落としている印象もある。相性と現状から考えて、ドロー決着の可能性は十分だ。

■大躍進の昇格組・町田や昨季の王者・神戸も…

残る首位浮上の可能性があるのはFC町田ゼルビアだけだが、こちらも3ポイント獲得は難しそうだ。リーグ戦ここ3試合で2敗しており、迎えるのはFC東京との首都決戦。勢いが下降気味なことと、U-23日本代表選手を欠いた状況を考えれば、苦戦が予想される。

ただし、持ち前の守備は計算が立ち、相手も松木玖生らU-23代表が離脱している。ドロー決着の可能性は十分あるとみる。

こうして、さらなる混戦になりそうな上位陣で、ディフェンディングチャンピオンの4位ヴィッセル神戸も足踏みの嵐に巻き込まれる予感が漂う。今回乗り込む湘南ベルマーレのホームでは、2019年以降3分2敗と勝てていないのだ。

湘南は前節、数的不利になりながらも追いつき、横浜F・マリノスと引き分けた。しかも、少しずつ先発を変えながらの勝点1であり、選手交代などの采配も当たるようになっている。好材料は十分にあるといえよう。

神戸はミッドウィークのFC今治とのルヴァンカップで、急上昇中の新戦力FW宮代大聖ら一部主力がピッチへと引き出され、延長戦まで戦わされた痛手もある。今回は痛み分け、いや、湘南が勝点3を手にする目は十分にあるとみる。

今回のtotoの購入締切は4月20日で、ネット決済による公式サイトでの販売は13時50分(コンビニ決済は12時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。

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