NEC、印西データセンターのAWS接続拠点を活用してMIXIのサービス基盤強化を支援

by 三柳 英樹

日本電気株式会社(以下、NEC)は18日、NEC印西データセンターに2023年5月に開設したAWS Direct Connectへの接続拠点を活用し、株式会社MIXIのサービス基盤強化を支援すると発表した。4月中に稼働を開始する予定。

AWS Direct Connect接続拠点は、NECがAmazon Web Services(AWS)と2020年に締結した戦略的協業の一環として開設したもので、AWSリージョンへの専用ネットワークを介した接続により、AWSとセキュアかつ高速・低遅延な接続が可能となる。MIXIは、同接続拠点を活用することで、オンプレミスとAWS間の遅延を気にすることなく、相互を最適に組み合わせたサービス基盤の実現が可能となる。

システム構成イメージ

MIXIは、SNS「mixi」や、子どもの写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」、スマホゲーム「モンスターストライク」など多様なサービスを提供している。これらを提供するにはサービス基盤となるITインフラが不可欠で、新事業開発に対応するための俊敏性や拡張性、サービスを止めないための信頼性など、高度な要件を満たすITインフラが求められていた。

NEC印西データセンターは、AWS Direct Connectの接続拠点を開設しており、AWSにセキュアかつ高速・低遅延で接続可能なため、例えばオンプレミスとAWSを比較して、コストメリットの大きな方へのシステム移設や、AWSを活用したリソース拡張などサービス基盤の強化を通じて、より快適なユーザー体験の実現を支援する。

NECは今後、NEC印西データセンターにおける現地運用監視支援の提案を進めるとともに、NEC印西データセンターの特長であるMicrosoft AzureやOracle Cloud Infrastructureも加えたマルチ接続を生かしたサービス提供など、サービス基盤の強化を推進するパートナーとして協働していくとしている。

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