15歳・張本美和 ついに中国トップ選手を撃破!世界3位を下して日本勢ベスト8一番乗り!【卓球 W杯】

ITTF男女ワールドカップ<4月15~21日/マカオ>18日、女子シングルス1回戦で張本美和(15=木下グループ/世界ランク12位)が王芸迪(27=中国/同3位)をゲームカウント4-1で下し、準々決勝へ進出した。

男女各48名のトップランカーが参戦する今大会。

第1ステージのグループリーグは2勝0敗で危なげなく1位通過を果たした張本は、続く決勝トーナメントで中国女子の主力、王芸迪と激突。

1年前の初対戦時はゲームカウント2-3と肉薄しており、そこからさらなる進化を遂げた15歳が2度目の対戦で中国超えなるか、注目が集まった。

第1ゲームを奪ったのは張本。ロングサーブとストップレシーブを巧みに使いラリーを優位に進めると、10-10ではYGサーブからの3球目攻撃、11-10では技ありの逆チキータレシーブで得点し、競り合いを制した。

序盤で連続失点を喫した第2ゲームは要所で鋭いバックドライブを決めたものの、終盤で再びミスが重なりゲームを落とす。

第3ゲームは出足で0-3とリードを許すが、バック対バックのラリーで打ち勝つなどして5連続ポイントで逆転。

終盤9-6から9-8になったところでタイムアウトを取ると、そこから得意のバックハンド、チキータで連取してゲームを奪い返した。

世界屈指のパワーを誇る王芸迪のドライブに対して、慌てることなく両ハンドで対応し、サーブ・レシーブでも上回った張本。第4ゲームも丁寧にミドルを突いてリードを奪うと、多彩なレシーブで相手のリズムを崩してゲームを連取。

ゲームカウント3-1と王手をかけた第5ゲームは大接戦となり、10-10から自身のサーブミス、2度の相手のエッジインという不運もあったが、それでも強気の姿勢を崩さず攻め向いて16-14で勝利。

世界3位の格上を下して、堂々のベスト8入りを果たした。

<男女ワールドカップ 女子シングルス1回戦>
張本美和 4-1 王芸迪(中国)
12-10/6-11/11-8/11-6/16-14

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