佃野町「楽匠」 初挑戦で金賞受賞 「からあげグランプリ」で 横浜市鶴見区

金賞受賞を喜ぶ山崎さん

佃野町の「やきとりからあげ楽匠」が、4月10日に開かれた「第15回からあげグランプリ」の東日本しょうゆダレ部門で金賞を初めて受賞した。全国753店舗が参加する中での受賞に同店店主の山崎匠さん(44)は、「大手チェーン店や有名店もいる中での名誉ある金賞。とても嬉しい」と喜びを語った。

同グランプリは日本で一番うまい唐揚げ屋を決めようと(一社)日本唐揚協会が主催するもの。

楽匠が出場したのは唐揚げ店舗一般部門。今回は全国から753店舗がエントリーし、ネット投票や試食の最終審査会を経て、エリア別のしょうゆダレ、塩ダレ、手羽先など部門ごとの最高金賞や金賞が選ばれた。

楽匠は、北海道から静岡まで1都1道12県の専門店などが挑戦する「東日本しょうゆダレ部門」で金賞を受賞。最高金賞は逃したが、それに次ぐ12店舗が選ばれる賞だ。

自分の味を極めたい

楽匠は潮田出身の店主、山崎さんが2005年に佃野町で開業。鶴見駅東口に移転後、コロナ禍で打撃を受け、現在の場所に移転した。「子どもの頃からからあげが好きで、独立後に自分の味を極めたいと、鶏肉の素材はもちろん、調味料や揚げる油の温度などを探求し続けてきた」と山崎さん。からあげで使用する鶏モモは、鹿児島県産の銘柄鶏「さつま純然鶏」で、醤油や酒などの調味料に、生のおろしにんにくや生姜を独自配合している。

同グランプリ初挑戦での金賞受賞に山崎さんは、「お客さんに支えてもらったからこその結果。今後も味に磨きをかけ、塩ダレや胸肉など新しい取組みも考えていきたい」と意欲を語った。

からあげは1個190円(税別、2個以上の注文から)。店内、テイクアウトでの購入が可能。

鹿児島県産銘柄鶏を使用

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