真ん中を読み切り4強へ! PK戦で2本ストップのGKルニン「リスクを冒さなければならなかった」

レアル・マドリードのGKアンドリー・ルニンが、17日のマンチェスター・シティ戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。

チャンピオンズリーグ(CL)・決勝ラウンドで3シーズン連続の激突となった同カード。昨シーズンの雪辱を果たすことが義務付けられる中、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』でのラウンド8・ファーストレグを3-3で折り返したレアル・マドリードは、17日にセカンドレグに臨んだ。試合はFWロドリゴのゴールでリードした後、マンチェスター・シティに追いつかれると、勝負の行方はPK戦に。するとGKルニンが、2人目と3人目を連続でストップ。結果、2戦合計スコア4-4のPK戦4-3で、セミファイナル進出を決めた。

試合後、ルニンは活躍したPK戦を回顧。特に1本目のセーブ、真ん中から動かないという強心臓ぶりで、読み切ったことについて「キックを蹴るために残っていた相手選手全員に対する準備はできていたし、必ずリスクを冒さなければならなかった。幸いにも上手くいったよ。どこかで1回、真ん中にとどまろうとね」としつつ、「マン・オブ・ザ・マッチ? 今日はチーム全員が値する。選手たちはコーチングスタッフとともに話し合い、僕を助けてくれた。全員が正しい選択をして、すべてが上手くいったんだ」とチーム全員の勝利と強調した。

また、ルニンは「チャンピオンズリーグのアウェイ戦で、120分を戦うのは初めてだったから疲労困憊だよ。僕たちは多く苦しんだけど、チームは準決勝に進むために走り、戦った」と告白。続けて「時には苦しみながら、乗り越えなければならない試合もある。どんな時もボールを保持したり、あるいは、いかなる時も最高のチームで在り続けることはできない。僕にとっては素晴らしい経験だったし、チームは120分間素晴らしい努力をしてくれた」と胸中を明かしている。

史上最多15度目のビッグイヤー戴冠に向け、前回王者という最大の強敵を退けたレアル・マドリード。セミファイナルの対戦相手は、バイエルンに決定している。

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