新幹線に「個室」 グリーン車よりも高いグレードの“完全個室”導入 ビジネス用途やプライバシー重視の利用想定 「さらに上級な空間で移動を」と社長

新幹線にグリーン車よりも高級な“個室”が導入される。

JR東海は、東海道新幹線にグリーン車よりもさらに上質な設備・サービスを備えた「個室」を導入すると発表した。

「個室」は、東海道新幹線のN700Sの車両の一部に2026年度中に導入予定で、高いプライベート感・セキュリティ環境を備えた完全個室タイプの座席になるということだ。

■レッグレスト付きのリクライニングシート 個室専用「Wi-Fi」あり

個室専用のWi-Fiや、レッグレスト付きのリクライニングシート、個別に明るさが調整できる照明や空調や放送の設備・機能が整備される。

オンラインなどの打合せを気兼ねなく行いたいビジネス利用の客や、プライバシーを重視する客がターゲットで、1編成につき、2室の導入を予定しています。 運転区間や価格などの詳細は、今後順次公表するということだ。

■「座席数を減らすことはない」と社長

JR東海の丹羽俊介社長は17日の会見で、区間について、「今後JR西日本と調整しながら東京―博多間での発売を念頭に調整していきたい」と話したうえで、既存の座席が個室導入で減るのかという質問に対しては、「個室はこれから細かい位置などを決めていくが、デッキを活用していく。座席数は減らすことは考えていない」と答えている。

(関西テレビ 2024年4月17日)

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