【浦和】西野TD退任の激震にヘグモ監督「ホリさん(堀之内SD)が残ってくれたのは、クラブにとって非常に安全な判断」

方向性が変わらない点を強調、「二人ともビジョンを共有」「クラブはとても賢く行動してくれた」。

[J1 9節] 浦和-G大阪/2024年4月20日16:00/埼玉スタジアム2002

J1リーグ浦和レッズのペア=マティアス・ヘグモ監督が4月18日、2日後のガンバ大阪を前にオンラインによる記者会見に応じた。そのなかで強化部のトップ変更について、ヘグモ監督を招聘した西野努テクニカルダイレクター(TD)が退任し、土田尚史氏の退任で空席となっていたトップチーム強化の決定者であるスポーツダイレクター(SD)に堀之内聖氏が就任したことについて問われ、基本の方向性は変わらず「西野さんが新たなチャレンジをするというなか、ホリさん(堀之内SD)が残ってくれたのは、クラブにとって非常に安全な判断だったと思います」と語った。

「(強化部トップの変更について)クラブからその説明を受けました。ホリさんとも、西野さんとも初日から近い距離間でずっと仕事をしてきました。浦和の方向性については、二人ともビジョンを共有していました。もちろん、いい人が去るというのは常に悲しいものです。しかし同時に堀さんはとても能力が高く、野心を持っています。

選手もスタッフも非常にプロフェッショナルな姿勢で今の状況を受け止めています。プロサッカーの世界にいれば、こうしたことは起こり得ます。監督、選手、そして各部門のリーダーが新たに就任したり、去ったりします。

いかなる状況でも、我々の責任は次の練習、次の試合に集中することです。みんなそれをやってくれています。この状況の取り扱いについて、クラブはとても賢く行動してくれました」

そのようにヘグモ監督はクラブの対応を評価。現場の指揮官と選手は、しっかり次の試合へ変わらず集中できているということだ。

「数日前に戸苅さん(フットボール本部長)から話を聞きました。そこに至るプロセスや現状についての話を聞きました。ホリさん、西野さんとは昨年の話し合いを始めてからの関係です。(堀之内SDとは)選手、チームコンセプトに関して総合的な話をしてきました。

西野さんが新たなチャレンジをするというなか、ホリさんが残ってくれたのは、クラブにとって非常に安全な判断だったと思います」

方針が変わるわけではない――。その点を再度問われると、指揮官は頷いて答えた。

「(ヘグモ監督が就任した)初日からホリさんはチームの方向性をハッキリと話していまししたし、それを継続させるということです。彼(堀之内SD)は練習も毎日見ていて、毎日のようにサッカーの話、コンセプトの話、選手の話などをしています」

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むしろ、より強固な関係性を築いて、強化へつなげる。そんな期待が感じられた。

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