NTTイードローン、ドローン撮影画像にも有効なインフラ設備診断AIを開発

by ドローンジャーナル編集部

2024年4月15日、NTT e-Drone Technology(以下、NTTイードローン)は、社会インフラ設備の変状を検出できるAIを開発したことを発表した。

今回開発したのは、コンクリートに発生したヒビ割れを検出する「ヒビ検出AI」と、鋼材部に発生したサビを検出する「サビ検出AI」。画像中の小さな変状や日陰等で暗く写った変状を高精度に検出できるため、撮影時の被写体構図や照度条件が安定しづらいドローン空撮においても有効である。

撮影画像からヒビ領域とサビ領域を自動的に検出し、マーキングにより可視化することで、専門知識がない利用者の社会インフラ設備点検をサポートする。

NTTイードローンでの橋梁点検フロー

NTTイードローンは、設備点検業務を行う事業者を対象に、同AIによるインフラ設備診断の無償利用トライアルを開始する。

受付期間:2024年7月31日まで(募集状況により前後する)
利用方法:ドローンで撮影した設備の写真を共有することで、それに対するAIの解析結果を返す
画像共有方法:申し込み後、共有用のクラウドURLを送付する
利用上限:100枚まで

▼申し込み詳細(NTTイードローン)
https://www.nttedt.co.jp/post/aifordrone_202404

AIの検出結果サンプル

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