日本列島の広い範囲で「黄砂」 関東・名古屋・神戸でも観測 松江・津・徳島・高松では視程7キロメートル 19日にかけても注意 【21日までの黄砂飛来シミュレーション】

4月19日にかけて、日本列島の広い範囲で黄砂の飛来が予想されます。
洗濯物や車の汚れなどのほか、交通に影響が生じる可能性があり注意が必要です。

気象庁によりますと、北日本から西日本の広い範囲で黄砂が観測されており、視程が10キロメートル未満となっている所があります。

引き続き、19日にかけて、北日本から西日本の広い範囲で黄砂が予想されます。

所によっては視程が5キロメートル未満となる見込みです。

18日、黄砂を観測している地点の視程は以下のとおりです。

【関東甲信地方】午前10時現在
宇都宮 9キロメートル
水戸 9キロメートル

【東海地方】午前10時現在
名古屋 10キロメートル以上
岐阜 10キロメートル以上
津 7キロメートル
静岡 10キロメートル以上

【北陸地方】11時現在
新潟 10キロメートル以上
富山 9キロメートル
金沢 8キロメートル
福井 10キロメートル以上

【近畿地方】午前9時現在
神戸 8キロメートル
京都 8キロメートル
奈良 9キロメートル
和歌山 9キロメートル

【中国地方】午前11時現在
松江市西津田 7キロメートル
鳥取市吉方 10キロメートル
広島市中区 9キロメートル
岡山市北区津島 11キロメートル

【四国地方】正午現在
徳島市 7キロメートル
高松 7キロメートル
松山 14キロメートル
高知市 17キロメートル

屋外では所により黄砂が付着するなどの影響が予想されます。

地表付近の黄砂の濃度が高くなると、洗濯物や車の汚れなどのほか、視程が悪化することで航空機の離着陸等の交通に影響が生じることもあります。

※視程とは、水平方向で見通しの効く距離です。

視程が10キロメートル未満となった場合には風景がぼんやりとかすむなど影響が、視程が5キロメートル未満となった場合には、車や洗濯物などへの付着が目立ち始めるなどの影響があるほか、交通への障害が発生するおそれがありますので注意してください。

© 株式会社山陰放送