上海市の人民元・外貨建て貸出残高、3月末は7.8%増

上海市の人民元・外貨建て貸出残高、3月末は7・8%増

中国人民銀行の上海本部ビル。(資料写真、上海=新華社配信)

 【新華社上海4月18日】中国人民銀行(中央銀行)上海本部が16日に発表した3月末時点の同市の人民元・外貨建て貸出残高は前年同期比7.8%増の11兆6600億元(1元=約21円)、伸び率は前月末を0.8ポイント上回った。うち人民元建ては8.9%増の11兆600億元、伸び率は0.7ポイント拡大。外貨建ては12.6%減の846億ドル(1ドル=約154円)、伸び率は1.3ポイント拡大した。

 第1四半期(1~3月)の人民元建て貸出増加額は前年同期比724億元増の4699億元。部門別にみると、家計部門は645億元増加し、うち短期貸出が80億元減、中長期貸出が724億元増だった。企業・事業部門は3408億元増加し、うち短期貸出が1195億元増、中長期貸出が2126億元増だった。ノンバンクは116億元増となった。外貨建て貸出増加額は5億ドル増の18億ドルだった。

 3月末時点の人民元・外貨建て預金残高は6.7%増の20兆8900億元、伸び率は前月末を0.2ポイント上回った。うち人民元建ては7.0%増の19兆7500億元、伸び率は前月末を0.1ポイント上回った。外貨建ては0.7%減の1594億ドル、伸び率は1.8ポイント拡大した。

 1~3月の人民元建て預金増加額は前年同期比387億元減の3954億元。部門別にみると、家計部門の増加額は1026億元減の2394億元、非金融企業の減少額は1451億元増の2632億元、財政預金の増加額は205億元減の537億元、ノンバンクの増加額は1893億元増の2668億元となった。外貨建て預金の増加額は135億ドル増の64億ドルだった。

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