儒教の祖孔子をまつる佐賀県多久市の多久聖廟で18日、春の大祭「春季釈菜」が開かれました。
多久聖廟は、1708年に当時の多久鍋島家当主が孔子像を置き領民に「敬」の心を持たせるため建てたものです。
彫刻や文様で中国的な雰囲気を醸し出し、国の重要文化財に指定されています。
春と秋の「釈菜」では、孔子と弟子に感謝し、中国の明の時代の装束の祭官がお供えを奉げます。
今年は47年ぶりに孔子の直系79代の子孫が訪れました。
孔子第79代嫡孫孔垂長さん「300年以上ここまで続けてくれたことは素晴らしい」
「釈菜の舞」を地域の中学生が歴史を受け継いで優雅に舞い、孔子の教えをしのんでいました。