フォンテインズD.C.、4作目『Romance』のリリースを発表&1stシングルをMVとともに公開

〈FUJI ROCK FESTIVAL’24〉への出演が発表された、アイルランド・ダブリン出身のロック・バンド、フォンテインズD.C.が、4作目となる新作『Romance』を8月23日(金)に「XL レコーディングス」よりリリースすることを発表。アルバムからの1stシングル「Starburste」をミュージック・ビデオとともに公開しています。

本作は、イギリスとアイルランドのアルバム・チャートで1位を獲得し、2023年のブリット・アワードで「インターナショナル・グループ・オブ・ザ・イヤー」を含む数々の賞を受賞した前作『Skinty Fia』をリリースして以来、ずっと温めてきたアイデアが凝縮された作品。プロデューサーに、アークティック・モンキーズ、ゴリラズ、デペッシュ・モードらを手掛けるジェームス・フォードを迎えた初の作品でもあり、これまでで最も確信にあふれ、独創的で、サウンド的にも冒険的な仕上がりに。このアイディアは、アークティック・モンキーズと米国とメキシコをツアーしている期間に結晶化したとのこと。シャイ・ガールズやセガ・ボデガのような姿勢と美学、そして、モス・デフ、エイサップ・ファーグ、アウトキャスト、コーンのようなヒップホップやヘヴィメタルの骨太なサウンドパレットにつながりを見出し、初期の反逆的なパンクの感性をむき出しにしていたバンド・サウンドは、よりグランジ色の強いブレイクスやディストピアなエレクトロニカ、ヒップホップ調のパーカッションなどへと昇華しています。

リリースを目前に控え、リード・ヴォーカルのグリアン・チャッテンは「このアルバムでは、今までずっと言えなかったことを伝えている。これで最後という感じは全くしないけれど、心が軽くなって気分が良いよ」とコメント。

ベースのコナー・ディーガンは「俺たちは、昔から理想主義とロマンスというものを抱いていた。(マーキュリー賞にノミネートされた、デビュー・アルバム)『Dogrel』は直接的にそれを観察していたけれど、アルバムごとに、アイルランドというレンズを通して、それを観察することから遠ざかっていった。セカンド・アルバム(グラミー賞にノミネートされた『A Hero's Death』)は、その離隔について、そしてサード・アルバム(『Skinty Fia』)は移民政策で離散したアイルランド人らしさについて。そして今、俺たちはどこにロマンチックなものがあるのか、どんなロマンチックなものがあるのかを探しているんだ」とアルバムについて語っています。

彼らの創造的進化を告げる爆発的なリード・シングル「Starburster」は、チャッテンがロンドンのセント・パンクラス駅でパニック発作に襲われた経験からインスパイアされた楽曲。ミーガン・ジー・スタリオン、ハリー・スタイルズ、ザ・ハイヴスも手掛ける映像監督のオーブ・ペリーによる、まるで映画のようなMVも見ごたえがあります。

PHOTO by Theo Cottle

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