25歳元ドラ1は「去年までとは別人」 覚醒予感の0.00&13.50「伝説の始まり」

西武戦に登板したロッテ・鈴木昭汰【画像:パーソル パ・リーグTV】

ロッテ・鈴木昭汰がプロ初セーブ…8登板で防御率0.00、奪三振率13.50

■ロッテ 2ー0 西武(17日・ZOZOマリン)

ロッテの4年目左腕・鈴木昭汰投手が好調だ。17日の西武戦(ZOZOマリン)でプロ初セーブをマークするなど、ここまで8試合に登板して無失点。奪三振率は13.50にのぼる。元ドラ1の無双投球にファンも歓喜。「ドラ1のポテンシャル発揮ですよ」「去年までとは別人ですね」と声が上がっている。

鈴木は2点リードの9回に登板。先頭の外崎に安打を許したが、後続を抑えてプロ初セーブを挙げた。ここまでの投球内容が凄い。8登板で8イニングを投げて7安打1四球12奪三振で無失点。防御率0.00で奪三振率は13.50だ。

セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると、速球の平均球速は149.0キロ。昨年より1.3キロも増している。奪三振割合と与四球割合の差を示す「K-BB%」はリーグ3位の34.4%。昨年の9.0%から劇的に改善されている。

常総学院、法大を経て2020年ドラフト1位でロッテに入団した。昨年までの3年間で42登板、2勝7敗1ホールド、防御率4.25だったが、今季は一変。SNSには「ここで活躍の時が来るとは」「着実に成長してる」「伝説の始まり」「ようやく開花し始めたね」「待ってました」「めちゃくちゃ良いピッチャー」とコメントが並んだ。25歳の今後の投球に、注目が集まる。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

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