何度も映像化された冤罪事件のドラマ版、主演の『メイドの手帖』マーガレット・クアリーが降板

これまで映画やドキュメンタリーとして映像化されてきた冤罪事件を描く米Huluの全8話となるリミテッドシリーズから、主演のマーガレット・クアリーが降板した。米Deadlineが報じている。

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リキャストした成功例に続けるか?

タイトル未定のこの作品は、2007年にイタリアでルームシェアをしていたイギリスからの交換留学生メレディス・カーチャーを殺害した容疑で4年間投獄され、のちに無罪になったアマンダ・ノックスの事件を描く。2013年にノックスは自身の体験を綴った回顧録「Waiting to be Heard(原題)」を発表。大きな話題を呼んだこの事件は、2011年にヘイデン・パネッティーア(『HEROES/ヒーローズ』)が主演したテレビ映画のほか、2014年にカーラ・デルヴィーニュ(『カーニバル・ロウ』)が出演した映画『天使が消えた街』、2016年にはNetflixでドキュメンタリー『アマンダ・ノックス』がリリースされた。

マーガレットがノックスを演じるとともに製作総指揮にも名を連ねると今年3月に報じられたが、それから1ヵ月後、スケジュールの都合で断念することに。『フォッシー&ヴァードン ~ブロードウェイに輝く生涯~』と『メイドの手帖』でエミー賞にノミネートされたマーガレットは、映画では『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でクエンティン・タランティーノ監督と、『哀れなるものたち』と『憐れみの3章』でヨルゴス・ランティモス監督と、『ドライブアウェイ・ドールズ』でイーサン・コーエン監督と一緒に仕事をするなど、引っ張りだこの若手俳優。現在はコーエン監督と再び組んだ映画『Honey Don't!(原題)』の撮影に臨んでいる。

実際の事件をもとにしたHuluのリミテッドシリーズの主演が代わるのは、これが初めてではない。2010年代に起きた医療ベンチャー企業セラノスのCEO、エリザベス・ホームズの大規模な詐欺事件を映像化した2022年の『ドロップアウト ~シリコンバレーを騙した女』は、もともとケイト・マッキノン(『イエスタデイ』)がホームズを演じるはずだったが降板。その後にリキャストされたアマンダ・セイフライド(『マンマ・ミーア!』シリーズ)が同作の演技でエミー賞を手にしている。

主演交代は『ドロップアウト』のように吉と出るのか否か――。誰が後任を務めるのかが分かり次第、続報をお伝えしたい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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