Resonance、1st 7インチ『WAR IN MY POCKET e.p.』をリリース 先行発売ライヴも

90年代中盤から脈々と続くメロディックパンクの名産地、SENDAI CITYにて結成されたブライテストホープ、Resonanceが、珠玉の4曲を詰め込んだ1st 7インチ『WAR IN MY POCKET e.p.』を6月28日(金)にリリース。

I LIKE YOUNG GIRLやportなどを輩出してきた“東北大学軽音楽部アステロイズ”にてバンドを結成。ポストハードコアや90'sエモなど多くのジャンルやシーンを掘るうちにOishi(vo)が文字通りに夢中になってしまったのが名門レーベル「snuffy smile」に代表されるUKメロディック・シーン影響下のバンドたち。

今作では、大胆なアレンジや色を付けることは極力せずに、バンドが持ちあわせている今現在の素直な魅力や空気感をそのまま最大限に膨らませる形で録音。録音・ミックスはクドウヒロオ、マスタリングは中村宗一郎(PEACE MUSIC)が手掛けています。

2023年6月に発表しSNSを中心に反響が大きかった1st EPと比べて今作の楽曲はしっかりとオリジナリティが深化。スナッフに代表されるような荒々しい演奏に愁いのあるメロディが疾走し、レザーフェイスやJawbreakerの影響下にあるような思慮深く洞察力に富んだ歌詞。International Jet Setを彷彿とさせるような青々しくも粗く熱く唄い上げるヴォーカル。その中で形式的なメロディックパンクの枠に収まらず、Eversorにも通ずるようなサドネスなリフや、マスロック然としたタッピングをアクセントに、聞き応えのある展開でコントラストを魅せます。突き詰めたサウンド、爆発させる青さと研ぎ澄まされた哀愁の渦が心の奥底を直撃します。

今作が2024年のメロディック狂必聴ディスクのひとつであるのは間違いないですが、“あの頃”のメロディックを現代に生きる若い世代の彼らが新しい感覚で見事にアップデートしたその音楽性は、ジャンルや世代を問わず聞くものを選ばないエポックメイキングとなりうる作品です。次世代、そして次のシーンに向かって共振する道標のようなリリースのひとつとなることを祈っています。

もしもフランキー・スタッブスがこのレコードを聴いて、「くだらねぇ」とにこやかな笑顔と共に吐き捨ててくれたら最高です。

なお、Resonanceは、6月上旬に東京にて先行発売ライヴを予定しています。

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