北京市、1~3月の電力インフラ建設69件 経済社会の発展推進

北京市、1~3月の電力インフラ建設69件 経済社会の発展推進

 【新華社北京4月18日】中国送電大手、国家電網傘下の国網北京市電力はこのほど、今年第1四半期(1~3月)に着工・再開した電力インフラ建設プロジェクトが全て計画通りに進んでいると明らかにした。35キロボルト以上の電力網プロジェクト69件のうち、再開は65件、新規は4件で、既に3件が運用を開始し、増設された送電線は54キロ、変電設備容量は20万キロボルトアンペアとなった。

 1日には海淀区の中関村科学城でイノベーションパーク110キロボルト変電所の拡張プロジェクトが運用を開始。同区の電力供給を担う国網北京海淀供電によると、同変電所の運用開始により、周辺のコンピューティング施設、北京中関村総合保税区など重要プロジェクトとエリア内の住民生活、公共サービス施設の新規電力需要を賄うことができる。

 懐柔区では3月13日に500キロボルト科学城送変電プロジェクトが着工。完成後は信頼性の高い電力を必要とする国の重要科学研究プロジェクトの需要を一層満たす。懐柔科学城への重要な電力供給を保障し、北京国際科学技術イノベーションセンターの質の高い建設を支援する。

 国網北京電力は今年もデジタルインテリジェンス化を固め、電力網建設の基礎を強化し、首都の経済・社会の質の高い発展に全力で貢献していくとしている。(記者/馬暁冬)

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