NEDOと東京都、水素エネルギーで未来を紡ぐラッピングバス運行開始

ラッピングバスのイメージ

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東京都は4月18日、都営バスが保有する一部の燃料電池バスに、福島県浪江町の子どもたちがデザインしたラッピングを施し、運行を開始すると発表した。

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NEDOは、福島県浪江町の「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」で、再生可能エネルギーを活用した水素製造技術の開発に取り組んでいる。この施設では、10MW級の水素製造装置を用いて、クリーンな水素の製造と供給を行い、電力系統の需給バランス調整を通じて再生可能エネルギーの利用を最大化することを目指している。

2020年1月には、NEDOと東京都が水素エネルギーの普及促進に関する包括的な協定を締結。東京都と連携し、広報・啓発活動を展開してきた。今後は、FH2Rで製造された水素を東京都内で利用する計画であり、その一環として、都営バスの一部の燃料電池バスに、浪江町の子どもたちがデザインしたラッピングが施される。

このラッピングバスは、2025年3月21日まで運行され、錦25系統や臨海28-1系統などの路線で見ることができる。デザインは、浪江にじいろこども園やなみえ創成小学校・中学校の子どもたちが手掛けた。運行情報は、都バス運行情報サービスのラッピングバス検索で「さあ、福島から水素で未来を紡ごう」と入力して確認できる。

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