「顔の見える関係を」ネパールのお正月を地域で祝うパーティー

那覇市の公民館で、市内に住むネパール人と地元住民が「顔の見える関係」を築こうとイベントを開き交流を深めました。

何やら賑やかな声が聞こえてきたのは、那覇市にある若狭公民館。

沖縄ネパール友好協会 オジャ・ラックスマンさん
「皆さんこんにちは。新年あけましておめでとうございます」

若狭公民館 宮城潤館長
「ハッピーニューイヤー、いい正月でーびる」

那覇市に住むネパール人と地元住民が交流し「顔の見える関係」を築くことを目的としてネパール独自の暦・ビクラム暦の1月1日に合わせて開催されたニューイヤーパーティです。

沖縄伝統の旗頭も披露され、実際に持ち上げる体験もー

若狭公民館 宮城潤館長
「沖縄県内全体的にそうだが、特にこのあたり若狭公民館周辺はネパールの方が多く暮らしていて、そうした中でお互いに顔が見える関係を作り仲良く豊かなまちづくりに一緒に取り組みたいなという風にやっています」

沖縄労働局によると県内の外国人労働者を国籍別にみると、ネパールが最も多い2割あまり。

沖縄在住のネパール人と地元住民が互いの文化を学びあい交流することで、マナーや生活習慣の違いから生じるトラブルや不信感を解消しようとこれまでに6回開催されています。

ネパールの民族衣装を体験
「(生地が)厚いのでびっくりしました。色もカラフルでかわいいで。那覇は色々な人が住んでいる街なので、こういう交流ができるのいいなと思います」

沖縄ネパール友好協会 オジャ・ラックスマンさん
「自分の母国から離れてここに来ていても『私は海外にいます』という気持ちではなくてみんな私の仲間が沢山います。この地域で私が何かあったら助けてくれる人がいます。そして安心して暮らせる顔が見える関係性を作るのが目的です。みんなの笑顔が見られてとても嬉しく思います」

国籍に関係なく地域の人同士が助け合える関係になれる取り組み。会場には、沢山の笑顔があふれていました。

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