小学館の少女漫画誌『ちゃお』が、読者1000名（6歳から14歳まで）を対象に、好きなVTuberについて調査を実施。
1位はホロライブの兎田ぺこらさん、3位は同じくホロライブの宝鐘マリンさんとなったのだが、気になる名前が2位にランクインしている。
VTuber事務所・Million Production（ミリプロ）に所属する甘狼このみ（あまかみ このみ）さんだ。
日本の少女カルチャーを長年牽引してきた小学館の少女漫画誌『ちゃお』。そんな雑誌の読者に、2万人を超えるとも言われる群雄割拠のVTuberシーンの中から見出された彼女は、一体どのような存在なのだろうか？
イラストレーター兼VTuber「甘狼このみ」
甘狼このみさんは、2020年6月ごろからイラストレーターとして活動をスタート。2022年12月23日にVTuberとして初配信しデビューした。
その後、活動開始約3ヶ月でYouTubeのチャンネル登録者数10万人を突破。徐々に人気を集め、4月18日現在では登録者数約54万人を誇る“イラストレーター兼VTuber”として活躍している。
また、2023年4月1日には、VTuber事務所・Million Productionを設立（2024年4月11日に法人化）。
自身はメンバー兼0期生兼クリエイターとして在籍しており、現在同事務所では、その他1期生として音ノ乃ののさん、2期生としてあくび・でもんすぺーどさんが配信活動をしている（※）。
彼女らもYouTubeチャンネル登録者数20万人～30万人超の登録者数を誇っており、今後ブレイク必至の存在と言えよう。
（※）なお、3月末に新グループ・ミリプロNovaとして、音ノ瀬らこさんとゆらぎゆらさんの2名がMillion Productionに所属することが発表された。2人のデビュー配信は6月を予定している。
小学生に「憧れ」を届ける甘狼このみ
甘狼このみさんが人気を集めた理由は、ずばりショート動画にある。
彼女はVTuberとしての活動をスタートするにあたり、イラストレーターとしての技能を活かし、アバターのビジュアルやLive2Dモデルの制作を自身で手がけている。
2022年12月29日には、その過程を収録したメイキング動画を、YouTubeショートへ投稿した。
その他にも、お絵描き・イラスト制作に関するショート動画や自身の生い立ちについてユーモラスに語るショート動画、生配信で起こったハプニングをまとめたショート動画などを次々に発表。
イラストレーターとしてのスキルと配信者の面白さがうまく噛み合い、ファンが増えていった。
いつの時代も、常に子どもの憧れである「マンガ家・アニメーター・イラストレーター」というスキルを持ち、愛らしいルックスを本人が実際に生み出して活動しているという事実も、『ちゃお』読者から支持を集めている理由なのだろう。
しぐれういさんやさえきやひろさんを始めとして、イラストレーター兼VTuberという立ち位置で活躍しているタレントが増えてきたが、甘狼このみさんもその延長線上にいるニューフェイスといえる。
