全国で広がるSNSを悪用した「投資詐欺」栃木県内でも… 警察が注意を呼びかけ

とちぎテレビ

ウソの投資話を信じて栃木県内の女性が1億2千万円余りをだまし取られるなど、全国で被害が拡大しているSNSを悪用した投資詐欺の被害を防止しようと、栃木県警察は18日、上三川町の商業施設で注意を呼びかけました。

SNS型投資詐欺の被害を防止しようと、下野警察署の警察官およそ10人が上三川町にあるジョイフル本田宇都宮店で広報活動を行いました。

ここ最近、投資家や有名人になりすまし、SNSを利用して投資を呼びかける詐欺の被害が全国で急増しています。県内では今週、下野市に住む67歳の女性がおよそ1億2300万円をだまし取られる被害にあったことが分かりました。

警察庁のまとめによりますと、2023年1年間に全国でSNSを使った投資詐欺の被害はおよそ2200件、額にしておよそ280億円にのぼっていて、今年はそれを上回るペースだといいます。

岸田総理はSNSでの投資詐欺などが増えていることから、6月をめどに総合的な犯罪対策プランを策定する方針を示しています。

警察官たちは買い物に訪れた人たちに声をかけ、SNS上で怪しいグループに招待されたら通報機能を利用するほか必要に応じてメッセージの受信を拒否するように設定を変更することなどを呼びかけてました。

(下野警察署 松本泰之署長)
「著名人を語って、投資を呼びかけてくるのはすべて詐欺です。そのようなインターネット広告に騙されないようにしてください」

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