『しりあがりさんとタイムトラブル 江戸×東京』日比谷図書文化館で しりあがり寿が千代田区の風景を描いた浮世絵パロディの新作を発表

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葛飾北斎の『冨嶽三十六景』をパロディにした『ちょっと可笑しなほぼ三十六景』など、漫画家・アーティストのしりあがり寿がこれまでに発表した北斎のパロディ作品と新作を合わせて紹介する『しりあがりさんとタイムトラブル 江戸×東京』が4月26日(金) より千代田区立日比谷図書文化館で開催される。

パッケージデザインや広告宣伝などを担当する傍ら、マンガ家としてデビューし、白土三平作品のパロディやギャグマンガ、不条理マンガなど様々なジャンルの作品を制作してきたしりあがり寿。2018年と2021年にはすみだ北斎美術館で北斎の『冨嶽三十六景』を独自に解釈したパロディ作品『ちょっと可笑しなほぼ三十六景』を発表し、大きな反響を集めた。

同展ではこれまでに発表した北斎のパロディ作品を展示するほか、日比谷図書文化館特別研究室所蔵の歌川広重筆『名所江戸百景』(1856年)などを基に千代田区の風景を描いた4点の新作を発表する。江戸城、国会議事堂、警視庁、電気街など、エリア毎に個性あふれる千代田の風景は、江戸の町並みに現代の文物と人が描きこまれたりと“タイムトラブル”が発生。未来の人たちが見たら混乱してしまうかも?

しりあがり流の愉快なパロディ作品で、江戸・東京のタイムトラベルを楽しめる展覧会となりそうだ。

会期中にはしりあがり寿による講演会や子ども向けのワークショップなども予定されている。

しりあがり寿《台風中継》2018年
しりあがり寿《最新料金所》2018年

<開催情報>
日比谷図書文化館 特別展『しりあがりさんとタイムトラブル 江戸×東京』

会期:2024年4月26日(金)~6月23日(日)
会場:千代田区立日比谷図書文化館
休館日:5月20日(月)、6月17日(月)
開室時間:10:00~19:00(金曜は~20:00、日曜・祝日は~17:00、入室は閉室の30分前まで)
料金:一般500円、大学・高校生300円

公式サイト:
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20240320-hibiyaexhibition_time-trouble/

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