名作恋愛ADVリメイク『同級生リメイクCSver』は遊びやすさにこだわった新機能が魅力!同級生から年上のお姉様たちとの恋愛模様を楽しもう

名作恋愛ADVリメイク『同級生リメイクCSver』は遊びやすさにこだわった新機能が魅力!同級生から年上のお姉様たちとの恋愛模様を楽しもう

EXNOAの美少女ゲームブランドDG REMAKEは、恋愛アドベンチャーゲーム『同級生リメイクCSver』をPS4/ニンテンドースイッチ向けに2024年4月18日に発売予定です。

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本作は、1992年にelfがPC向けに発売した『同級生』のリメイク作品です。学園最後の夏休みを有意義に過ごすため、ナンパに明け暮れる主人公。夏休み後半の短い期間で出会うさまざまなヒロインとの交流の中で、彼女たちの悩みやコンプレックスを知り、徐々に惹かれ合っていく物語を描きます。

1999年発売の『同級生(Windows版)』をベースに、CERO倫理規定に合わせた調整を実施。すめらぎ琥珀氏(原画)の描き下ろしイラストの立ち絵やCG、新規録り下ろしのボイス、洗練されたUIなど、現代向けに多くが変更されました。また、イベントやフラグ管理がわかりやすい「イージーモード」も搭載し、遊びやすくなっています。

本稿では、コンソールでも遊べるようになった新生『同級生リメイク』のプレイレポートをお届けしていきます!

破天荒な主人公の最後の夏休みが始まる

本作の物語は8月10日からスタートします。主人公の「たくろう(変更可能)」は学園最後の夏休みを充実させるため、夏休みの前半をアルバイトに費やし、その資金を元に夏休み後半で女の子をナンパして楽しもうと目論む剛の者です。

登場する攻略対象の女の子は合計14人で、それぞれ時間ごとに会える場所や発生する会話などが異なります。このゲームで重要なのが「一人の女の子を追い続けても攻略できないキャラがいる」ことで、夏休み最終日に告白を成功させるためには、しっかりとルートを考えなくてはなりません。

ゲームはマップ内を移動しながら女の子を探し、会話をしながらイベントを進めていく形式となります。舞台となる2つの町には、主人公が通う学校から公園、喫茶店、遊園地、謎の人物が住む家といろいろなスポットがあり、訪ねると時間が少しずつ経っていきます。

各スポットでは出会った女の子との会話だけでなく、虫眼鏡アイコンで背景の気になる部分や女の子の服装や髪、おっぱいなどパーツを指定して調べることも可能です。女の子がいれば、ちょっとしたオブジェクトを調べてもボイス付きでリアクションしてくれます。まあ調べますよね、おっぱい。

ちなみに主人公は学園でも変人で知られており、会話の選択肢やリアクションなど多くの場面で破天荒な会話が楽しめます。登場する男連中も一癖も二癖もある奴らばかりで、往年の名作アダルトゲームの雰囲気も味わえますね!(筆者はelfの『〔él〕』が大好き)

イージーモードはとにかく遊びやすい!

本作は、恋愛シミュレーションゲームとして決して簡単な作品ではありません。先述の攻略のために複数の女の子のイベントを進める必要があるだけでなく、必須となるイベントを発生させるためにどの場所に誰がいるかを把握しなければならず、さらに会話選択肢も好感度が上がるものを選ばなくてはなりません。

マップ内にはとにかく移動できる場所が多く、そのほとんどが攻略には関係のないものです(隠し要素などはあります)。寄り道しすぎてイベントがいつの間にか時間切れに……といったケースも珍しくありません。しかも、本作は最終日に告白パートがあり、確定してないヒロインを選ぶと容赦なく振られます。簡単ではないというか、むしろ難しい部類に入るかもしれません。

リメイク版の「イージーモード」では、“どのヒロインがどこにいるかわかる”、“立てるべきフラグがチャートで見れる”、“正しい会話選択肢がわかる”という便利な機能を搭載。チャートから即座にイベントへのジャンプも可能で、複雑なルートでも比較的簡単に攻略できるようになっています。それでも時間管理をミスってデートをすっぽかすこともあるので要注意ですが……。

マップ画面から主要な建物やヒロインのいる場所へと即座に移動できたりと、UI周りも使いやすい印象です。オリジナル版の攻略難度を楽しみたい!という人にも「クラシックモード」が用意されており、2つのモードはゲーム中でもオプションから即座に変更できます。

『同級生』はルートをしっかり構築すれば、一度のルートで複数人のヒロインを告白対象にできるゲームです。リメイク版ではフラグ管理のしやすさがありがたく、純粋に物語を楽しむ遊び方もできるのです。

女の子たちの魅力を堪能してほしい

ゲーム内に登場するヒロインたちはタイトル通りの“同級生”から、担任教師、街で出会う年上の社会人、はたまた人妻まで多彩すぎるラインナップです。彼女たちはそれぞれの悩みやコンプレックス、家庭や恋愛事情を持っており、ストーリーを進めると少しずつ明らかになっていきます。

主人公は間違いなく変人なのですが、女性と仲良くしたいという意味では非常に真摯で、悩みに寄り添える存在として描写されています。ときに破天荒な選択肢が正解となることもあり、その中で引き出されていくヒロインたちのストーリーも魅力的なものが多いのです。

複数ヒロインのフラグを立てていくと、その関係性や「内に秘めたる本音」といった部分がしっかりと描かれていくのが秀逸な作品でもあります。もちろん元々が1990年代のアダルトゲームということもあり、その設定やヒロインの多様さなどはかなり特徴的ですが、今遊んでも十分なほど魅力的な要素に溢れています。

イージーモードでのお陰で時間管理がしやすく、攻略に関係ない部分の会話や遊び要素を楽しみやすいのも嬉しいですね。ゲーム内マップには多くの隠されたイベントもあるので、ぜひとも探してみましょう!


名作ゲーム『同級生』をベースにリメイクした『同級生リメイクCSver』は、難しかったイベント管理などを含め、とにかく遊びやすいのが好印象です。すめらぎ琥珀氏が描き下ろしたキャラクターたちも、またオリジナル版と違った魅力があり、CGやストーリーをたっぷりと味わえます。

ゲームを楽しみやすくする「イージーモード」やクイックセーブ/ロード、オプションメニューなど設定も豊富。マップ移動速度やイベントへのショートカットなど、多くの点でストレスなくプレイできます。

『同級生リメイクCSver』はPS4/ニンテンドースイッチ向けに2024年4月18日に発売予定。ビジュアルファンブックや主題歌CDなどが付属する「豪華版」や、各販売サイトごとの特典なども用意されているので、気になる方は公式サイトを要チェックです!

オリジナル版
リメイク版。どちらも魅力的です。

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