1stレグ完敗で厳しい状況のリバプール…クロップ監督は敵地での2ndレグを前に「逆転が可能か試したい」

ユルゲン・クロップ監督はELでの大逆転劇を目指す[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、崖っぷちの状況となっているヨーロッパリーグ(EL)に向けた意気込みを示した。クラブ公式サイトが伝えている。

リバプールは先週アンフィールドで行われたEL準々決勝1stレグで、アタランタ相手に0-3とまさかの完敗。ベスト4進出のためには、18日に行われる敵地での2ndレグにおいて最低でも3点差をつける必要がある。

非常に厳しい立場に追い込まれたリバプールだが、事前記者会見に出席したクロップ監督はかつてチャンピオンズリーグ(CL)でバルセロナ相手に大逆転劇を起こした時とは状況が違うとしつつ、それでもまだ準決勝進出を諦めてはいないと意気込んでいる。

「(バルセロナ戦と)似ているところは何だ? 結果は間違いなくそうだが、パフォーマンスはそうではなかったと思う。先週のアタランタ戦は0-3で負けるほどではなかったが、バルセロナ戦ほど素晴らしくもなかった。そして、今回我々はホームで負け、今はアウェイにいるが、それも大きな違いだ」

「我々はここにいて、明日の試合に勝つため努力する。それだけだ。それがすべきことであり、逆転が可能かどうか試したい。先週は最終的に彼らが勝利し、それは完全に妥当な結果だった。彼らは本当に良く、我々のプレーはあまり良くなかった。今回はそれよりもはるかに良いパフォーマンスで試合に入り、勝つことを目指し、最終的にどれだけ時間が残っているか見てみたい」

「かつても『失敗するなら最も美しい方法で失敗しよう』と言ったことを覚えている。そして、今もまさにそう思っているよ。だが、すでに言っている通り、我々は試合に勝ちたい。そして、勝ちたいなら良いプレーをした方が良い。そうすればチャンスはあるのだ」

「アプローチの変更は何もない。我々が3失点を喫したのはアプローチと何の関係もないからだ。間違った瞬間にボールを失ったり、瞬間的に組織化されていなかったりすることは、アプローチと無関係だろう」

「試合に勝ちたければ、失点しないほうが良い。それは明らかだ。それがまったく許されないわけではないが、失点はないほうが楽になる。それが明日の試合プランにおいて、重要な部分を占めるだろう」

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