東洋のナイアガラ「吹割の滝」で滝開き 群馬・沼田市利根町

本格的な観光シーズンを前に、沼田市利根町の吹割の滝で18日に「滝開き」が行われ、観光客の安全を祈願しました。

落差約7メートル、横幅約30メートル、水しぶきを上げながらごうごうと流れ落ちる光景が広がっています。

吹割の滝は、国指定の天然記念物で「東洋のナイアガラ」とも呼ばれ、「日本の滝百選」にも選ばれている国内有数の観光地です。

滝開きは、冬季閉鎖していた遊歩道が開通されるこの時期に毎年行われるもので、沼田市や片品村の関係者をはじめ、5年ぶりに来賓も出席しました。

沼田市の星野市長は「今年は水量が多く迫力のある滝開きで素晴らしいスタートが切れた」とあいさつしました。

この後、「歩きはじめの儀」も行われ、出席者が滝までの遊歩道を練り歩き、観光客の安全を祈願しました。

利根町観光協会によりますと、今年は雪が少なかったものの冬に暖かい日が続いたことで水量が多く、雄大な自然美を楽しめるということです。

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