KKR札幌医療センターの敷地内の薬局選定めぐる入札妨害 センター元幹部とアインファーマシーズ元社長らに執行猶予付き有罪判決 札幌地裁

KKR札幌医療センターの敷地内薬局の整備をめぐる入札妨害事件で、札幌地裁はセンターの元幹部らに執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

この裁判は2020年12月、KKR札幌医療センターの敷地内薬局の選定をめぐり、元事務部長の藤井浩之被告(63)が、調剤薬局大手のアインファーマシーズの元社長、酒井雅人被告(54)と元取締役の新山典義被告(56)に競合他社の企画内容を漏らすなどしたとして、それぞれ公正な入札を妨害した罪に問われているものです。

18日の判決で、札幌地裁は「公正さが求められる企画競争において、参加した他社の利害を大きく損ねる行為であり、悪質性が高い」などとして、藤井被告に懲役1年 執行猶予3年、酒井被告と新山被告にそれぞれ懲役6か月 執行猶予2年の判決を言い渡しました。

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