胎内市の伝統行事・五穀豊穣を祈るシャングシャング馬が開催され、神社の坂道を馬が一気に駆け上がる様子に大きな歓声が上がりました。
シャングシャング馬の起源は平安時代とされ、当時、農業に欠かせなかった馬を連れて神社を参拝し五穀豊穣を祈ったのが、始まりと言われています。名前の由来とされているのは、シャングシャングと聞こえるという鈴の音。
今回参加した馬は、地元の養老牧場で飼育される馬など8頭です。
■騎手
「乗り心地すごく気持ちいいですよ、目線も高くなりますしミキティ(馬)の温かさを感じられます。」
神社がある山のふもとに着くと、本殿に続く、坂道を駆け上がります。
迫力の走りを見ようと多くの見物客が集まりました。
■園児「がんばれー」
馬は木曽馬という日本の在来種で足腰が強く、昔は農耕馬として利用されていました。
■観客
幼児「かわいかった」
幼児「馬になりたいくらいだった」
児童「馬をあまり見たことがなかったので近くで見れてよかった」
児童「めっちゃすごくて俺もいつかおおいう馬に乗ってみたい」
シャングシャング馬は、60年ほど前に一度途絶えましたが、養老牧場を営む元騎手の松原正文さんが中心となり、2015年に復活させ、以来続いています。
■松原ステーブルス 松原正文さん
「子どもの声は励みになる、あとはこういう歴史を知っていただくといいのかなと。無くすのは簡単なので復活させるのは大変なので継続が一番良い。若い世代がそういう気持ちになってくれたらうれしい。」