弘前公園に多くの観光客 7つの花咲く「七輪咲き桜」や見頃を迎えた「弘前桜七景」を桜守が案内

弘前市がPRしている桜のある7つの風景「弘前桜七景」も、一つ一つ見頃を迎えています。18日に、桜守に「春陽橋」と「桜のトンネル」を案内してもらいました。

弘前公園のソメイヨシノは、18日に園内が満開を迎える予想でしたが、1歩足踏みし7分咲きに。それでも多くの観光客が訪れています。

中堀の観光舟では、多くの観光客が舟から見上げる桜の光景を楽しんでいました。ガイドが弘前公園の桜についてや、津軽の歴史や文化を説明するほか、舟によっては…。

【女性船頭の歌】
「♪お城の周りは~ 桜が満開です~ 岩木の峰には~ 雪が残ってい~ます~♪」

船頭が歌を披露することも。

乗船した人たちは、舟に揺られながら、特別な花見を体験していました。

【福島から訪れた夫婦】
妻「すごく桜がたわわに実っていて感動しました」
夫「上から見るのと下から見るのでは、味わいがまた違って良かったですね」
夫「船頭さんの歌も最高に良かったです」

また、桜守の橋場真紀子さんが、弘前市が新たにPRしている「弘前七輪咲き桜」を紹介しました。

こちらは弘前公園最長寿のソメイヨシノです。弘前公園の桜は一つの花芽から4から5つと、一般の桜よりも多くの花が咲きますが、まれに、7つの花が咲くものがあります。「七輪咲き桜」を見つけた夜に見た夢は、そのままかなうとも言われています。

【弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子さん】
「この1本とは限らず、園内各所で見られると思いますが、幹の太いソメイヨシノのほうで探してみたらいかがでしょうか」

続いて、見頃を迎えた「弘前桜七景」を案内してもらいました。

西堀にかかる「春陽橋」です。両側に広がる桜のトンネルと、西堀の岸の桜に囲まれた光景が楽しめます。とりわけ、夜がおすすめだということです。

【弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子さん】
「赤く塗られた橋と桜のコントラストがたいへん対照的で、ライトアップの時は、それに加えてちょっと金色に光るそういうところも楽しまれています」

ある時間帯には特別な光景が広がることも。

【弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子さん】
「春陽橋から見た桜は、日没後20分間、夕日に照らされてよりピンク色が濃くなったような桜になります。こちらのほうも皆様に楽しんでいただければと思います」

続いては桜のトンネル。長さは360メートルほどあり、植えられた桜はおよそ110本。形は、チーム桜守によってきれいに整えられています。

【弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子さん】
「せん定作業によってトンネルを作るように工夫して作業に当たっています」
「ここは、木も樹齢を重ねてかなり見応えのある花作りになっていますので、そちらを楽しんでいただきたいと思います」

© 青森朝日放送