色鮮やかで大きな花を咲かせる牡丹。いま、満開の牡丹を岡山市南区の意外な場所で楽しむことができるんです。
穏やかな春の陽気のなか今年も牡丹が最盛期を迎えました。
(山本千裕記者)
「色とりどりの牡丹が咲き誇るこの場所は、なんと民家なんです」
住む遠藤太郎さん(80)。自宅の庭で約350種類の牡丹を一株一株丁寧に育てています。
(遠藤太郎さん)
「全然違うんですよ。花びらも葉っぱの色もつぼみの形も違う。孫を育てるように我が子より大事に育てている」
旅行先の新潟県で見た一面の牡丹に魅了され趣味で栽培を始めた遠藤さん。多くの人に牡丹の魅力を知ってもらおうと約25年前に庭を無料開放しました。
(見に来た人)
「毎年撮らせてもらっている。見ごたえがあります」
「何年ものベテランですから愛情の込め方が違う」
長年にわたり地元に愛されてきた遠藤さん自慢の庭園です。
(遠藤太郎さん)
「もう10年できればいいなと思っている。これが私の生きがいですから」
庭いっぱいに広がる大輪の牡丹は4月末まで楽しめそうだということです。