病院元幹部と調剤薬局経営元役員2人に執行猶予付き有罪判決 KKR札幌医療センター入札妨害事件の裁判で

KKR札幌医療センターの敷地内薬局を巡る入札妨害事件の裁判で、札幌地裁は病院の元幹部と調剤薬局を経営する会社の元役員2人に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

起訴状によりますとKKR札幌医療センターの元事務部長・藤井浩之被告は4年前、病院敷地内に開設する薬局の事業者公募の際、企画提案の内容を漏らしたなどの罪に問われています。またアインファーマシーズの元社長・酒井雅人被告と元取締役・新山典義被告は藤井被告の情報を元に企画提案書を再提出したなどの罪に問われています。

18日の裁判で札幌地裁の渡邉史朗裁判長は、「公正な企画競争を運営すべき立場として酌量の余地は乏しい」などとして藤井被告に懲役1年・執行猶予3年、酒井被告と新山被告にそれぞれ懲役6カ月・執行猶予2年の判決を言い渡しました。

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