「精神を持ってかれた」霜降り粗品 アルバム売上が“超大物歌手”超え、SNSではファンから悲鳴上がる

4月17日、お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品がファーストアルバム『星彩と大義のアリア』を発売。

オリコンのデイリーアルバムランキング(4月16日付)で2位(推定売上枚数、9809枚)となっている。

粗品は同日、自身の「X」に、オリコンランキングのスクリーンショットを貼り付けたうえで、《オリコンランキング2位》と書き込んだ。

3位には宇多田ヒカルの『SCIENCE FICTION』(同9723枚)。宇多田の最新アルバム『SCIENCE FICTION』は初週で17.2万枚を売り上げ、「オリコン週間アルバムランキング」で1位を獲得している。

「デイリーランキング」ではあれ、そんな超大物歌手を、粗品が超えたことに、SNSでは悲鳴に似た声が上がった。

《宇多田ヒカルの上に粗品!!》

《宇多田ヒカル押しのけて粗品オリコン2位えぐい》

《オリコン、超特急1位!!って喜んでたけど宇多田ヒカルさんよりも粗品さんが上の2位であることに全部精神を持っていかれた》

ただ、これにはからくりも。粗品のファーストアルバムは、「UNIVERSAL MUSIC STORE」で予約すると「宛名入り粗品の本当の直筆サイン付ポストカード」が特典としてもらえる。その予約枚数が8323枚もあったのだ。

「粗品は自身のYouTubeチャンネルで、宛名とともに実際に8000枚超サインする様子を公開。そのなかには、モデルでプロ雀士の岡田紗佳の名前もあり、岡田本人も自身の『X』で《粗品さんのアルバム買いました! しっかり宛名入りサインを予約した まさか動画になるとは思わなかったけど届くの楽しみ》と喜んでいました」(芸能記者)

粗品が売上枚数で宇多田を超えたのは、あくまで“初速”というわけだ。ただ、粗品の音楽の才能がズバ抜けていることは芸能界でも有名な話だ。

「音楽好きの母の影響もあり、2歳からピアノを習い始め、小学校低学年ではゴスペル、中学ではギターを覚え、高校ではクラシックにハマったことをインタビューなどで語っています。

ある音を聞いたとき、『ドレミファソラシド』などの音程を瞬時に把握し、再現できる『絶対音感』の持ち主でもあります。

もともと音楽とお笑いを同時進行していたが、お笑いで先に結果が出たことから、お笑いに集中。軽い気持ちで音楽をやるのは、ミュージシャンに失礼という想いから、音楽は控えていたとも語っています」(同)

4月17日深夜には、自身がMCを務める音楽番組『読売日本交響楽団 粗品と絶品クラシック』(日本テレビ)が放送開始。

番組のオファーが来たときの感想を問われ、粗品は「好きと公言していることをあんまり仕事にしてこなかったんです。強烈なリスペクトがあって。(2018年に)『M-1』優勝してからも抑えていたんです」としたうえで、30歳になったことから、「めちゃやりたかった。クラシック音楽の周知に一役買いたい」と語っている。

お笑いと音楽の“二刀流”に本格的に踏み出した粗品。音楽ではどんな才能を見せるのだろうか。

© 株式会社光文社