早大ラグビーに女子部誕生 伝統校で「意義大きい」

笑顔で撮影に応じる、早稲田大ラグビー部で4月に設立された「女子部」の横尾千里ヘッドコーチ(前列中央)ら=18日、東京都新宿区

 1918年創部で全国大学選手権最多16度の優勝を誇る早稲田大ラグビー部が18日、「女子部」設立の記者会見を東京都内で開いた。日本ラグビー協会によると、大学関連の女子チームは10程度。受け皿は少なく、千北佳英主将は「伝統校の早大でやる意義は大きい。女子ラグビーの裾野を広げる意味でも大きな役割を担う」と抱負を語った。

 きっかけは「なぜ男子は入れるのに女子は入れないのか」(千北主将)という学生の要望だった。4月1日に設立し、現在の選手数は9人。クラブチームでプレーしてきた選手に加え、大学で始めた未経験者もいる。男子と同じグラウンドで練習し、伝統の赤と黒のジャージーも着用する予定。

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