チャイルドシート 正しい取り付け方は JAF富山支部に聞く

自動車事故に遭ったとき、子どもの命を守るチャイルドシート。正しく取り付けるポイントを助田記者が取材しました。

富山市のJAF富山支部で先週行われた、チャイルドシートの取り付け点検。

毎年、子どもの服装が薄着になりチャイルドシートのハーネスが緩みがちになるこの時期に行われていて、2024年は富山市の男性が職員からアドバイスを受けました。

「動かしてみて…ぐらつきないですね全然。もうがっしり止まっていますので、あとはこのアンカーをつけてやれば完成」

男性は1月に長女が生まれ、初めてチャイルドシートを購入しました。

「チャイルドシートを初めてつけるので、JAFさんの手助けで安心して取り付けが可能になりました」

Qいろんなところにお出かけできそうですね

「そうですね、5月(妻と子どもが)帰ってくるので楽しみです」

チャイルドシートは法律で6歳未満への装着が義務づけられています。

JAF富山支部と警察の調査によると県内のチャイルドシートの使用率は、2023年は82.8パーセントでした。

一方、全国の調査では38.1パーセントの人が間違った取り付け方をしていて、JAFでは正しい使用を呼びかけています。

こちらは実験映像です。チャイルドシートが正しく取り付けられていないと事故の衝撃で子どもの体が飛び出し大きなケガにつながります。

金具で座席に固定する、一般的なタイプのチャイルドシートの取り付け方を解説してもらいました。

JAF富山支部 林宏二さん

「ここの差し込みの位置を合わせて押し込んでいくと」

車種によっては差し込む位置が分かりにくい車もありますがカチッと音がするまで座席に差し込むのがポイントです。

JAF富山支部 林宏二さん

「背もたれが起きるタイプでしたら背もたれを起こしてやればいいんですが、このようにぴったりとくっつけてやると動かなくなります」

ヘッドレストがじゃまになる場合は取り外し脚がしっかり床についていることを確認します。

チャイルドシートには様々なタイプがあるため説明書をしっかり確認することが大事で、特にチェックしてほしいポイントがあるといいます。

JAF富山支部 林宏二さん

「まずグラグラしないということと、あとはお子さんをチャイルドシートに乗せてベルトがしっかりとフィットしているか、この2点をご確認いただければ安全にお使いいただけるかなと思います」

子どもの命と安全を守るため、月に1回程度点検してほしいとしています。

子どもは日々大きくなりますから定期的に点検したいですね。取り付け方に不安があるという人はJAFでも相談を受け付けているということです。

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