富山グラウジーズ26連敗 B2降格圏確定

リーグ最下位と低迷するB1の富山グラウジーズは、17日夜のホームゲームで敗れ、6試合を残し、順位はB2降格圏内が確定しました。

リーグワースト記録に迫る25連敗中のグラウジーズは17日夜、ホームでサンロッカーズ渋谷と対戦。

バスケ男子日本代表、ホーキンソン選手らリーグ屈指のタレント軍団渋谷に対し、グラウジーズはいつも以上に気迫あるプレーを見せ、試合は一進一退の攻防となります。

負ければB2降格圏内が確定する可能性もある中、会場には残留を信じる大勢のブースターが集結。

平日開催にも関わらず、クラブ史上最多を更新する5752人が大声援を送りました。

大きな後押しを力に、最後まで渋谷に食らいつき超満員の会場を沸かせたグラウジーズ。

しかしあと一歩及ばず、59対63で敗れリーグワーストに並ぶ26連敗。

さらにB1残留を争う茨城が勝利したため、B2降格圏内となる下位2位が確定しました。

この結果を受けて記者会見で高堂孝一社長は。

高堂社長

「ブースタースポンサーに対して苦しく辛く、悲しいシーズンにしてしまったのはすべて私の責任だと思っています」

今シーズン残り6試合については。

高堂社長

「今シーズン支えてくれた皆さんに少しでも恩を返せるようなプレー会場でのもてなしをして、4000人というBプレミアの条件を達成したいと思っています」

網谷キャスター

今シーズンの順位がB2降格圏の下位2位に決まったグラウジーズですが、B2降格が確定した、というわけではないんです。鍵を握るのは「他のクラブのライセンス交付状況」です。Bリーグは毎年、財務状況や施設などについて次のシーズン、クラブがB1でプレーできるかどうか審査しています。3月、グラウジーズをはじめB1の22チームがライセンス交付を受けましたが、三遠、FE名古屋の2クラブについては継続審議となっています。審議の結果は今月23日に発表される予定です。

上野キャスター

この2つのクラブにライセンスが交付されなかった場合は?

網谷キャスター

例えば1チームが審査に落ちた場合、降格となるのはそのクラブとリーグ最下位のクラブ。降格圏内の23位のチームがB1に残留することになるんです。

上野キャスター

すると、わずかな可能性にかけて1つでも上の順位にいることが重要になってきますね。

網谷キャスター

今週末のホーム戦は、グラウジーズと同じ降格圏内の信州との直接対決です。ゲーム差を縮めて、少しでも可能性を残すためにも 絶対に負けられない試合といえます。17日夜は平日にも関わらず過去最多を更新する5700人超えの観客が集まりました。クラブへの想いを行動で示したブースターのためにも、残り6試合、一つでも多くの勝利を届けてほしいと思います。

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