【続報】学校法人の理事長がパワハラの疑い「教職員が5年間に78人退職」保護者も懸念《長崎》

暴言を浴びせるなどの行為が、日常的にあったと訴える声が多数あったということです。

佐世保実業高校などを運営する学校法人の理事長が、教職員にパワーハラスメントをしている疑いがあることが分かりました。

パワーハラスメントの疑いがあるのは「佐世保実業高校」を運営する学校法人の女性理事長です。

学校関係者や県によりますと、佐世保実業高校では理事長が就任した2019年度からの5年間に教職員78人が退職。

昨年度は教職員の約そ3割にあたる21人が退職しています。

退職率の高さを懸念して、保護者でつくる育友会から是正を求める意見が出されたほか、原因究明を求める県の指導を受け、学校は今年3月、教職員にアンケートを実施しました。

その結果、

・屋上から飛び降りるか聞かれた

・書類を投げられた

・2時間以上説教された など

理事長からのパワハラを受けたとする回答が、多数あったということです。

教職員でつくる組合は、今月2日、理事長あてに「ハラスメントのない職場づくり」などを求めて、職場改善要求書を提出しています。

学校では今後、臨時の理事会や保護者説明会の開催を検討しているということです。

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