富山市の複合ビル開業27年3月に延期 事業費40億円増でさらなる上振れも 組合「課題山積の状態」

富山市中央通りに整備される複合ビルの開業が、来年秋から2027年3月に延期されることになりました。さらに資材高騰などで事業費が大きく上振れし、関係者は頭を悩ませています。

複合ビルは富山市の中央通り西側に建設するもので、商業スペースや屋内スケート場などを設けた低層棟と24階建て、およそ220戸の高層マンションからなります。

2025年秋の開業を目指していましたが、再開発組合によりますと資材費の高騰やコロナ禍を背景に、2027年の3月に延期されることになりました。

総事業費も当初予定のおよそ184億円から、およそ225億円に上振れします。

組合によりますと資材高騰に加え、時間外労働の上限規制に伴う人手不足もあり、事業費がさらに上振れする可能性もあるということです。

組合の若林啓介理事長は「事業費を計画の範囲内にどう収めるか、課題山積の状態」だとしています。

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