ITTF男女ワールドカップ<4月15~21日/マカオ>
18日、男子シングルス1回戦で張本智和(20=智和企画/世界ランク9位)がフレイタス(36=ポルトガル/同17位)をゲームカウント4-2で破り、準々決勝に進出した。
グロート(オーストリア)を僅差で制して、グループリーグを突破した張本。リオ五輪8強を誇るポルトガルのエース左腕に対し、過去の戦績は張本の4勝2敗だ。2連敗のあとに4連勝している。
フレイタス PHOTO:Itaru Chiba
第1ゲームからYGサーブを多用し、フォアで押すフレイタス。2-4とビハインドを背負うが、張本は縦の変化サーブからの攻めでたちまち逆転し、11-6で先制する。
張本は前陣から圧力をかけてフレイタスを台から下げ、打たれても当意即妙のカウンターで次も11-7で奪う。
第3ゲームは、フレイタスにフォア側へのサーブからの3球目攻撃を浴び4-8とリードされ、張本は強打攻勢で9-9と並ぶが、最後は張本のフリックが2本外れ9-11で落とす。
次は張本がフレイタスのバック側を突いて9-4とリードするが、ここから張本がミスをさせられ、9-11と大逆転で奪われる。だが第5ゲームは張本のフリックとブロックが当たりだして11-7で取り返す。
リズムを取り戻した張本は第6ゲーム、前中陣から自在の攻守でリードを広げる。技ありカウンターも決め、最後はバックハンドで押し切り11-6として勝利した。
勝った張本は、日本男子一番乗りのベスト8進出を果たした。
張本智和 PHOTO:Itaru Chiba
<男女ワールドカップ 男子シングルス1回戦>張本智和 4-2 フレイタス(ポルトガル)
11-6/11-7/9-11/9-11/11-7/11-6