「挑戦者の気持ちで挑む」パリ五輪アーチェリー女子日本代表の野田紗月が決意 園田稚、上原瑠果との団体枠も奪取へ

東京都内で会見に臨んだアーチェリー日本代表の(左から)上原、園田、野田、古川、中西、斉藤

アーチェリー男女の日本代表が18日、東京都内でパリ五輪に向けた練習を公開した。既に個人での五輪出場を決めている女子の野田紗月(ミキハウス)=北九州市出身=は「パリが初めての五輪。気負わずに、挑戦者という気持ちで各国の選手に挑んでいきたい」と決意を込めた。野田は昨年の世界選手権女子リカーブ個人で、日本勢の初メダルとなる銅を獲得している。

女子は園田稚(早大)=大分県別府市出身、上原瑠果(日本特殊陶業)、野田の3人で臨む6月の最終予選で団体の出場枠獲得も目指す。前回の東京五輪時の代表争いでは涙をのんだ園田は「女子団体はまだ枠が取れていないけど、自分の目標であるパリ五輪に出場できるよう、チームみんなで精いっぱい頑張りたい」と意欲を示した。

男子では夏季五輪の日本選手最多に並ぶ6大会連続出場となる、男子の39歳古川高晴(近大職)が打倒韓国を宣言。「金メダルを目指す限り(強豪国の)韓国を倒して勝ち上がらないといけない」と頂点への強い思いを明かした。「実績は誰よりも持っている自信はあるので、2人にうまく伝えたいと思う」と意気込む古川がけん引するチームは、24歳の中西絢哉(シーアール物流)と19歳の斉藤史弥(日体大)とともにパリでの躍進を目指していく。

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