能登半島地震の被災地で入浴支援を行っていた宮城県内の陸上自衛隊の部隊が４月１８日、任務を終えて仙台市宮城野区の仙台駐屯地に戻りました。
被災地での任務を終えて「仙台駐屯地」に戻ってきたのは東北方面隊の隊員４１人です。東北方面隊は、石川県からの要請を受けて今年１月５日から地震で大きな被害を受けた輪島市に派遣され、断水が続くなか、風呂を開設し、４万６０００人以上の入浴支援にあたりました。
１８日は東北方面隊としては最後の派遣となった部隊が戻り任務の終了を報告しました。
「令和６年１月５日より派遣された東北方面入浴支援隊は、災害派遣任務終了につき本日、帰隊しました」
東北方面後方支援隊の尼子将之隊長は「被災者に寄り添った心温まる任務の完遂に自信と誇りをもって、これからの職務に生かしてほしい」と隊員たちを労いました。隊員が持ち帰ったノートには支援への感謝のメッセージがつづられていました。
東北方面後方支援隊 藤江紀史 第１０２補給大隊長
「上下水道がどうしても復旧しない状況で、入浴というのは被災地の方々の心の支援になるというのを改めて感じることができました」
輪島市での入浴支援は東北方面隊に代わって、今後は中部方面隊が行うということです。
