一般家庭17万世帯の電気をまかなう国内最大規模の木質燃料バイオマス発電所を公開〈宮城・石巻市〉

木質燃料のバイオマス発電所としては国内最大規模となります。宮城県石巻市で3月から営業運転を始めた新しいバイオマス発電所が、4月18日、初めて報道公開れました。

公開されたのは、石巻港に近い石巻市潮見町に完成した「石巻ひばり野バイオマスエナジー」です。このバイオマス発電所は、再生可能エネルギー事業を手がける「レノバ」などが整備したもので、3月28日に営業運転を始めました。

発電所ではインドネシアなどから輸入した木材や間伐材を燃やして発電し、すべて東北電力ネットワークに売電します。年間の発電量は5億3000万キロワットで、一般家庭17万世帯の電気をまかなうことができるということです。

燃料となる木材は、燃やす際二酸化炭素を排出しますが、成長の過程で二酸化炭素を吸収しているので、二酸化炭素の排出量は実質ゼロとなるクリーンな発電方法といえます。

石巻ひばり野バイオマスエナジー 細見裕己発電所長
「白煙に見えるのは蒸気なので、無色、無害な蒸気ということで、地域の住民の皆さまには、安全安心なクリーンなエネルギーということをアピールしたい」

「石巻ひばり野バイオマスエナジー」は、木質燃料のバイオマス発電所としては国内最大規模となります。

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