【会見全文】6・22『Bloodsport Bushido』両国国技館のメインはIWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリーvsジョシュ・バーネット!船木vsスミスJr.、桜庭vsサンティノ・マレラ、鈴木みのるvsティモシー・サッチャー、関根シュレックvsランペイジ・ジャクソンなど注目カード全10試合!

18日、帝国ホテルにてジョシュ・バーネットが主催する『Bloodsport Bushido(ブラッドスポーツ武士道)』の対戦カード発表記者会見が行われた。

司会進行をユリオカ超特Qが務める中で会見がスタート。
プロデューサーのジョシュ・バーネットが呼び込まれる。

ジョシュ「キョウハホントニアリガトウゴザイマシタ。本日はブラッドスポーツ武士道でのカードを発表させていただきます。この大会に向けて、心も体も強い選手を集めてきました。なんとしてもこの最高のマッチアップを皆さまに早くお披露目したいと思っています。過去にも対戦したことのある選手がそのマッチアップの中でいますけれども、それとはまた別の、ここでしかできない、ブラッドスポーツでしかできないスペシャルなものを見せたいと強く思っています。すべての選手の熱いハートが光るこの大会を皆さん楽しみにしていてください」

『Bloodsport 武士道』
日程:2024年6月22日(土)
開始:未定
会場:東京都・両国国技館

▼Bloodsport Tournament 1回戦
佐藤光留
vs
鈴木秀樹

▼Bloodsport Tournament 1回戦
野村卓矢
vs
トッド・ダフィー

ジョシュ「このトーナメントにおきまして、テクニックだけではなくて1日2試合を戦い抜ける熱いハート、それからガッツのある選手を選びました。まず第1試合の佐藤光留vs鈴木秀樹は両選手とも同じようなバックグラウンドがあると思います。経験値が非常に高くてテクニシャン。ビリー・ロビンソンvsカール・ゴッチのような試合になるんじゃないかと思います。
第2試合の野村卓矢vsトッド・ダフィーは、野村選手はついこないだブラッドスポーツ10に出場したばかりです。彼のネバーギブアップの精神は素晴らしいと思っていて、それに対して怪我での欠場になってしまったダビット選手
、彼は野獣のような選手だったが、ダビットの代わりにふさわしいアメリカンモンスターと言っても良いほどの、サイズ、パワー、ダビッドと並ぶくらいの素晴らしいものを持っているトッド・ダフィーを当てようと思いました。これは野村選手のテストになるんじゃないかと思っています」

野村(代読)「ブラッドスポーツ武士道、かますしかないでしょう。バチバチの情念精神を見せつけて、見ている人の心を奪い取ってやろうと思います」

トッド(代読)「世界中を飛び回り、相撲アリーナで開催されるジョシュ・バーネットのブラッドスポーツ武士道に出場できることに興奮しています。相手がどんな格闘技を学んでいたとしても、俺が苦しみや敗北が何かを叩き込んでやる」

鈴木「はい鈴木秀樹です。さっきジョシュがビル・ロビンソン、カール・ゴッチという名前を出したんですけど、鈴木秀樹と佐藤光留はその2人の一歩も二歩も三歩も先に行った闘いを今おこなっています。それをブラッドスポーツ両国で見せます」

佐藤「パンクラスMISSIONの佐藤光留です。今回トーナメントというのは聞いていたんですが、誰が出るか、自分がどんな選手と試合するのかっていうのを全く聞かずに今日ここに来たら、会見で女子選手がいたので、あぁ男女混合トーナメントだと思ってちょっと一瞬喜んだんですけど、反対側が野村と、なんかすごい野獣のような方っていうのがわかって、今怒りに震えております。この怒りを、盟友鈴木秀樹にぶつけて、必ず優勝して、僕向こうの国に出たことないんで、本戦に出場するつもりで頑張ります。控室は一緒にしてください。以上です」

▼シングルマッチ
小波
vs
福田茉耶

ジョシュ「世界には強い女子選手はたくさんいます。ブラッドスポーツ10では、女子四人トーナメントを開催しまして、空手家vs総合格闘家。Marina Shafir(マリナ・シャフィール)が優勝しましたけど、これは本当にツラいトーナメント、厳しいトーナメントだったと思います。今回女子選手、同じぐらい強い選手を選びました。これは、空手vsMMA。一人は私の弟子でもあるレジェンド格闘家、藤井恵の生徒でもある。そんな空手家vsMMAの若くて強いものを見せてもらえたらなと思います」

福田「GLEATから来ました福田茉耶です。今大会では田村潔司エグゼクティブのもと、LIDET UWF、GLEAT MMAで育った私の戦いをして、小波選手から勝ちを取りに行きたいと思っています。よろしくお願いします」

小波「スターダムの女寝技師小波です。今回女子ワンマッチということで、とりあえずこの変態(佐藤光留)トーナメントに組み込まれてなくて安心しました。女子ワンマッチの中に私が選ばれたことをとても光栄に思っております。ジョシュさんとは先ほどお話しいただいた、藤井恵さん、私の格闘技の師匠である藤井恵さんのご紹介で、私がデビュー前に一度お会いした事があるんですけど、こうやってデビューしてジョシュさんの興行に呼んでもらえるという日が来るとは思ってもいなかったので本当に感慨深いなと思っています。福田選手に関しましては、すごい個人的に私好きで、試合とか動画で見てたりしたんですよ。なので、すごく気になってたしいつか対戦してみたいなと思ってたんですけど、この場でシングルマッチ出来る日が来たことがすごく嬉しいです。両国の大きい会場でバチバチやりあえることをとても今から楽しみにしてます。日本の女子の試合も面白いということをしっかり世界にアピールできたらなと思っております。そしてメグさんにはね、ジョシュさんに足関節をいっぱい学んだと聞いてますので、私もメグさんに広島の道場に帰って足関節を教えてもらって、ジョシュさんから伝わってきた足関節でギブアップ勝ち、この興行でしたいと思ます。よろしくお願いします」

ーー小波選手から勝ち方のアピールがありましたが福田選手はいかがでしょうか?
福田「いつもだったら逃げて逃げて打撃でKOするというふうに言うと思うんですけど、自分自身、今後の課題として強くなるために寝技にチャレンジしていきたいっていうのを昨日の大会でも深く思ったので、チャレンジ精神で行って、最後は得意のキックでKOしていきたいと思います」

ーー佐藤選手と鈴木選手は今ベルトも2人で持っていたり過去にも対戦している中で、このルールで2人で闘うことに対してどんな思いを持って臨むのか
鈴木「場所もぜんぜん違う場所でやっているし、今回もやったことない場所でやるので、同じ対戦相手だけど違う気持ちで新しい気持ちでという感覚ですね。あとは、僕もさっき本当にトーナメントというのは直前で聞いて、勝ったらジョシュとと思っていたので今ドキドキしてます」

佐藤「秀樹さんとは多分シングルマッチでこれが3回目になって、タッグマッチだったら数限りなくやってるはずなんですね。両国で確か馬場さんの没後20周年の時に、有刺鉄線ボードの上に投げられた思い出もあるんですよ。そん時も、結局どんなルールでも僕と鈴木秀樹が向かい合うと、結局2人が持っているものっていうのはプロレスの真ん中の部分なので、あんまり実は特別な事がルールによって変わるということがないですね。それよりもやっぱり、ほんとにあの自分と鈴木秀樹さんは、24時間LINEをしてるので、常にLINEで女子界をしているような状態なんです。ほんとに大げさじゃなくて、アメリカに秀樹さんがいる時は、時差があるんで、ほんとに24時間LINEをしてたんですよ。ようやくLINEが終わったなと思ったら今度はTwitterでリプライが飛んでくるんですよ。そういう関係なので、これはもう日本で一番めんどくさくてLINEが好きなプロレスラーの、一番を決めるトーナメントに今からなりますんで、勝ったほうがジョシュ選手とやるって事で、よろしくお願いします」

ーー女子2人はこの危険なルールに挑戦することに関してはいかがでしょうか?
福田「自分は今までLIDET UWFルール、格闘プロレスしかやってきてないんですけど、その中で過酷なルールっていうのは自分自身を高められる場所だと思ったので、是非挑戦したいと思いました。なのですごくお話を頂いた時は嬉しかったです」

小波「自分はまだあんまりルールをちゃんと確認できてないんですけど、いつものプロレス、私がやってるプロレスルールとは全然異なってくると思うので、そこに関しては福田さんがすごく有利であると思うんですけど、新しい事ができるっていうのは、とても新鮮ですし、私のスタイルにもすごく向いていると思うので、そこは自分が求めてたバチバチやりあえる女子の試合ができるなと楽しみにしてるところでもあり、当日までにはルールをしっかり把握して覚えて、バチバチやり合いたいと思います」

▼シングルマッチ
エリック・ハマー
vs
マイク・オハーン

ジョシュ「エリック・ハマー対マイク・オハーン。エリックはブラッドスポーツで非常に経験があります。もうレジェンドですね。私のトレーニングパートナーでもあって、本当にフィジカルもテクニックも強いです。マイク・オハーンはフィジークなどで有名だけど、柔道で黒帯ですし、テクニックも素晴らしいものがある。紛れもないパワー対決と言ってもいいと思います。これをリングの上で爆発させてもらえたらなと思っています」

ハマー(代読)「IGFで試合をして以来、日本のリングを見ることがなく時間が過ぎていたが、また日本で闘うことができて燃えている。俺はマイク・オハーンの顔を蹴り飛ばして試合を楽しむから、それと同じぐらい皆さんにも試合を楽しんでほしい」

オハーン(代読)「私はボディビルとフィットネスにおける象徴的な存在であり、アメリカングラディエーターでもタイタン役を務めた。6月22日、私はブラッドスポーツ武士道のリングでタイタンになる。このスポーツで、自分より強くてパワフルなやつはいない。それを日本のファン、そしてエリック・ハマーも知ることになるだろう」

▼シングルマッチ
船木誠勝
vs
デイビーボーイ・スミスJr.

ジョシュ「この夢のような対戦カードは、経験値がものすごくある2人の対戦というもの以上に、サイズvsテクニックという対戦になると思います。皆さんもご存知の通り、デイビーボーイ・スミス・ジュニアはとにかくでかいです。かなり船木選手とサイズの違いがあると思います。なのでここはお互いの作戦がどういう風に作用するかがかなりここで出てくるんじゃないかと思っています」

スミスJr(代読)「私はブラッドスポーツの初期から試合をしていて、プロレス人生で学んだこと、キャッチアズキャッチキャンを見せてきた。今まで最高の闘いをし、最高の相手を倒してきたが、今回は最高の一人でもある船木さんと対戦する。若い頃から船木さんを尊敬してきたが、今は称賛する時ではなく、攻撃するときだと感じている。リングの上で船木さんと向かい合い、目と目、拳と拳で会話することが待ち切れない」

船木「そうですね、デイビーボーイ・スミス・ジュニア選手、一回だけタッグで試合したことあるんですけども、身体も大きいですね。それはすごくよくわかります。今回はリングでロープがないということで、ちょっとこれ闘い方がですね、いつもとちょっと変わってくるなと思いました。去年の9月、横のジョシュさんとNOAHのリングで試合したのを思い出しながら、あれもロープを使ってなかったと思うんで、あんな感じでサイズはこのジョシュさんを思い出しながら、ちょっとあのリングの外に落とされないように気をつけて挑みたいと思います」

▼シングルマッチ
桜庭和志
vs
サンティーノ・マレラ

ジョシュ「桜庭和志選手は皆さんご存知のとおり、PRIDE、MMA、プロレスなどで試合をされてきて長い歴史がありますので、皆さんよくご存知だと思います。それに対して、サンティノ・マレラという選手、皆さんご存知だと思いますけど、今回のマッチアップで彼のまた新たな面を見ることになると思います。彼は国際的な柔道家でありますので、そういったテクニックを見せてくれると思います。この試合は最初の一手、動きを見ればどれだけすごいものかというのを見れると思いますので皆さん楽しみにして見てください」

マレラ(代読)「俺のことをWWEで知ってる人が多いと思うが、元々俺はバトラーツで格闘技を学んだ柔道家だ。桜庭がレジェンドであることは誰もが知っているし、俺もPRIDE時代は桜庭のことを応援していた。しかし、6月22日、桜庭に経緯をしめす最善の方法は、桜庭をぶん殴って投げ飛ばすことだ。試合開始のゴングが待ち切れない」

桜庭「桜庭です。えっとあの、コメントを聞いてると怖いんですが、僕もおじいちゃんなんでお手柔らかにお願いします(苦笑)ちょっと話に聞いたんですけど、殴りあうって言ってたんですけどグーパンチありなんですか?」
ジョシュ「YES」
桜庭「ロープ無しでグーパンチあり?」
ジョシュ「肘、膝、頭突きOK」
桜庭「僕もおじいちゃんなんで勘弁してほしいです。頑張ります」

▼シングルマッチ
クイントン・ランペイジ・ジャクソン
vs
関根“シュレック”秀樹

ジョシュ「ランペイジと話をしていたんですけども、かなり興奮した声で、もう絶対に参戦したいという風に話していました。彼は前回の日本での印象、ベラトールでの印象を塗り替えたいという思いがあって、かなりハードな練習を日々重ねています。ボクシングなどにも取り組んで頑張っている。自分のリミットを超える相手を用意してくれということで、関根“シュレック”秀樹が対戦相手になったけど、これはかなり良いマッチメイクになったと思う。ランペイジが関根選手を少し甘く見ているのであれば、これはランペイジにとってかなりやばいことになると思う」

クイントン(代読)「日本で闘う機会をずっと待っていた。ジョシュとブラッドスポーツ武士道が、俺に世界最高のファンを楽しませる機会を与えてくれたことを光栄に思う。試合になったら俺がシュレックのケツを踏みつけてやるよ。ランペイジが日本に返ってくるぜ。日本のファンは準備しておいてくれ」

関根「まずね、ランペイジ、自分がPRIDEを見てて、めちゃめちゃファンでした。UFCも見てましたし。ただね、自分もね、警察官を辞めて7年、やっとここまで辿り着いて、もうこの間にはね、いろんなことで闘い、負けて勝って負けて勝って、たどり着いた自分をね、誇りに思うことも確かです。今回ランペイジっていうのは、すごいパワーの持ち主だし、パンチもすごいのを知っている。だけどね、俺は現役のMMAファイターでもあり、キックボクシングでもシュートボクシングのランキング二位でもある。パンチでもキックでも負けねーし、パワーでも負けねぇ。あいつがね、パワーボムをやってくるんだったら、俺は返してジャーマンでね、決めてやります。押忍」

▼シングルマッチ
鈴木みのる
vs
ティモシー・サッチャー

ジョシュ「両選手とも私はよく知っている2人で、練習も試合もしてきました。2人はキャッチレスリング、キャッチアズキャッチキャンのマスター。この対決はキャッチアズキャッチキャンの見本になるような試合になると思います。非常に楽しみです」

サッチャー(代読)「私は口数の少ない人間だ。ミノルスズキは間違いなくレジェンドであり、かつて私に勝ったこともある。この試合は2人の勝敗をイーブンにするチャンスだ。全力を尽くし、自分のレスリングを真っ当する」

鈴木「はい、えーと、このブラッドスポーツ、実は第一回大会、アメリカで開催された時から参加してまして、何ならジョシュ・バーネットよりブラッドスポーツを出てるんじゃないかというぐらいの状態です。だからあの、キャッチなんたらとか、パンチがなんとかってことよりも、ロープのないリングで、いかに自分らしさを表現できるかっていう事の方がメインかなと思う。あとはもう会場全部使って試合したいと思います。ダメなんだっけ?まあダメって言われてもやるんで。はい」

ーー船木選手、スミス選手と対戦した時にどこにすごさを感じましたか?
船木「やっぱり身体ですね。倍ぐらい身体があるような感じがしましたね。さっきも桜庭選手と話してたんですけど、あの身体で空中回転とか全然できちゃうんで、身体能力が異常だなと。しかも190cm超えてるんで、身体だけだと絶対に敵わないと思います。それをどうやって埋めていくか、色々、彼のないものをですね、こっちがあるものをそれをぶつけていきたいなと思います」

ーー鈴木選手、ティモシー・サッチャーの印象があれば
鈴木「印象?何年前か忘れたけど確かアイルランドで対戦してるんだよね彼とは。印象、地味。地味だね。逆に言うとこう派手な冒険する技をやってこないっていう。あんまり賭けをしてこない感じ。それを前対戦した時に感じて、本当に一つずつ、確実に攻めてくる感じ、すっげー真面目に答えてるけど、まあ、関係ないよ。何やってこようが。何ならイスでひっぱたいてやるよ」

ーー船木選手、関根選手、桜庭選手はこのルールに関してどう思われますか?
関根「ロープがないということなんで、自分としては道着、道着を着ない巌流島、猪木ボンバイエだなと思ってます」
鈴木「わかりづらい」
関根「わかりづらいですか?(苦笑)わかりやすく言ったつもりですけど」

桜庭「ロープがないのちょっと怖いんですけど、ちょっとはい、頑張ります(苦笑)」

船木「そうですね、やっぱりあのロープがないと、そのフットワーク使って動いたりとかしてる時にスッといきなりその、足を踏み外してですね、外に落ちちゃう。それが一番ちょっと心配。ちょっと闘い方変えなきゃだめだなと思いました」

ーー先ほど鈴木選手が会場中を使ってイスでぶっ叩いてと言っていましたがルール的には認められるんでしょうか?
ジョシュ「鈴木選手はいつでもそういう事をしてきて、抑えるのが非常に大変なんですけど、この試合はルールがあるしレフェリーもいますので、なんとか大丈夫なように皆さんが安全なようにしたいと思いますが、本人をコントロール出来るのは本人しかいませんので、もちろんイスは使ってはいけませんが、そういったルールの中で良いものを見せてくれる事を期待しています」

ーー桜庭選手、マレラ選手が石川雄規に育てられたバトラーツスタイルを出来るという事なんですが
桜庭「まだとくにはっきりとは動画とかもまだ見てないんですけど、さっき言ってた柔道出身とかそういうのはやっぱり、柔道出身の選手ってこう一発バツンと入ってくるの早いので、そこら辺を気をつけながらできればいいかなと。寝技に引き込めればいいかなと思います。寝技も強いのかもしれないですし、そこはやってみないとわからないです」

▼メインイベント
ジョシュ・バーネット
vs
ジョン・モクスリー

モクスリー(代読)「私は過去の敗北に苦しむことはない。私は常に人通りの少ない道を求め、その道で待ち受けているかもしれない投石や矢を恐れることはなかった。全てはいつの日か私が生きるに値する人生をおくったと言えるようにするためだ。両国でジョシュ・バーネットと戦い、もし死ぬことになったとしても、それは良い死に方だ」

ジョシュ「ブラッドスポーツ6で対戦した時は、レフェリーストップで僕が勝ちました。なのでこれはリマッチになるんですけど、彼の今くれたコメント、このコメントを聞いてほんとにわかる通り、彼はギブアップをしない心の強さがあります。それを知っていたので、彼がギブアップしないと思って、頭を踏みつけてやりました。それによりレフェリーストップで前回の試合はお互い血みどろになった決闘だったんですけど、これのリマッチとなります。彼を本当にリスペクトしていますし、全てのリスペクトを込めて自分も持ってるものを出しつくそうと思っています。前回対戦した時は、IWGP USのチャンピオンでした。現在彼はIWGP世界ヘビー級のチャンピオンです。新日本無冠の帝王がIWGP世界ヘビー級王者を倒すと決めています。そう簡単にはさせてくれないと思いますが、ブラッドスポーツ武士道のメインにふさわしいものを見せたいと思います」

ーー最初にプロレスに来た時に東京ドームで永田選手の持つIWGPに挑戦しましたが、今現役のIWGP王者と闘うことに何を感じていますか?
ジョシュ「ベルトはただもっている形ではなくて、本当にこの絶対に逃げないという精神を王者は持っていないといけない。今回はIWGPというベルトが掛かっているわけではないですけど、それを獲りに行く心づもりで対戦したい。今後もそういう風に色んなチャンピオンと対戦して、ベルトが掛かっていなくてもタイトルマッチのつもりで良いものを見せていきたいと思っています」

ーーノーロープのリングにIWGP王者が上がる意義は
ジョシュ「大会当日にチャンピオンであるかどうかわからないが、ベルトの有無に関わらずブラッドスポーツに挑戦してくるモクスリー選手にいつも尊敬しています。信頼があるからこうやって別の団体のリングに上ってくれますし、彼はIWGPの王者は、どこに行っても王者になれると証明しないといけない。同じようにWWE、AEW、新日本、TNAのいろんな団体の王者が、そうやってどこに居ても王者は王者であるということを証明していかないといけないと思っています。それと全く同じことをモクスリーはこの日に、ブラッドスポーツ武士道で見せてくれると思います。私が彼に勝つのはそう簡単なことではないかもしれないけれど、絶対にやっつけます」

▼オープニングマッチ
阿部史典(格闘探偵団)
vs
飯塚優(GLEAT)

ジョシュ「どんな大会でも、初めてやる一番最初の大会に必要なのは正しい心、マインドを持っているかということ。それをまずスタート、一番最初の切り出しとしてふさわしい阿部選手・飯塚選手の対戦をオープニングファイトとしました。必ずや彼らは良い切り出しをしてくれるはずです。このオープニングファイトは大会を成功させるためにスタートとして非常に大切なものだと思っています。本日の全選手の対戦カードを見て、私達が何を作ろうとしているのかだいぶアイディアが見えてきたと思います。大会というのは、場所ですとかルールですとか、そういったことで全てが決まるわけではありません。いろんな大会が両国国技館というところで開催されてきました。大会に必要なのは選手の心、この熱いスピリットがどれだけあるかというものです。これは始まればきっと皆さんに伝わると思います。6月22日、他では見れない特別なものを是非見てください。絶対にこれはすべての感情を動かしてくれる熱いものとなると思います。特別なスタートに皆さん携わってくださって見てくださって、大変感謝します。ありがとうございます。すでに発表されていたダビト・モジマナシャビリは怪我により試合を欠場することになってしまいました。彼の早い回復を祈っております」

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