広島・安芸高田市の石丸伸二 市長 知事に審査申し立てへ 本年度予算「発案権の侵害」主張

安芸高田市の今年度予算をめぐって、議会が修正案を提案したのは「発案権の侵害にあたる」として、石丸伸二市長は知事に対して審査を申し立てることを明らかにしました。

安芸高田市 石丸伸二 市長
「明らかに議会の対応に問題があるということ」

安芸高田市の今年度の当初予算案には、石丸市長が市議会の広報誌「議会だより」の内容に「虚偽があった」などとして、発行費用を計上しませんでした。

これに対し議会側は、発行費用を盛り込んだ修正案を提案し先月、可決・成立していました。

「市長の予算発案権の侵害」だとして、石丸市長が議決をやり直す「再議」を求めて開かれた臨時会でも、議会側が提案した修正案が再び認められました。これを不服として石丸市長は19日、知事に審査の申し立てをすることを決めました。今後は修正案が「発案権の侵害」にあたるかどうか広島県が審査します。

安芸高田市 石丸伸二 市長
「まずは県知事がどのようなご判断をされるのか、これは安芸高田市で起きた、小さな町で起きた問題ではありますが今、広島県全体の問題へと大きく広がってます」

19日の申し立てを受けて県は、90日以内に判断することになります。

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