NHK大阪放送局 宝塚歌劇団の放送再開について言及「もう少し時間をかけて見守る」

NHK大阪放送局の森田正人局長代行

NHK大阪放送局は18日、同局内で定例記者会見を行い、林理恵専務理事・大阪放送局長の退任と、宝塚歌劇団の放送再開についての考えを明かした。

4月24日をもって専務理事と大阪放送局長を退任する林局長は同局について「自立していて、それぞれの現場がエネルギーにあふれていた。楽しみながら仕事ができました」と振り返った。

今年1月1日の能登半島地震やプロ野球の阪神とオリックスの優勝、同局制作の「ブギウギ」が印象に残っているという。今後については「まだ決まっていません」と答えた。

また、会見では宝塚歌劇団についても言及。昨年9月に劇団員Aさんが急死したため、現在同局はBSプレミアムなどで放送していた宝塚歌劇団の中継を中止している。

森田正人局長代行は「宝塚歌劇団と遺族側の合意の話はニュースでお伝えしていますし、内容も承知しておりますけど、今のところ宝塚公演の放送や収録を再開することは考えていない。もう少し歌劇団側の再発防止の取り組みや遺族側との話し合いを見守った上で判断したい。世の中の受け止め方をみて、もう少し時間をかけて見守る」とした。

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