ラツィオの鎌田大地は、1年での退団が有力視されている。決断のときは、もう間もなくだ。
マウリツィオ・サッリ前監督の下で出場機会を得られなかった鎌田だが、イゴール・トゥドール監督が就任してからは毎試合ピッチに立ち、スタメンに名を連ねることが増えている。それでも、1年契約が満了となるこの夏、選手は退団する意向と報じられているところだ。
ラツィオ専門サイト『cittaceleste』によると、ラツィオのアンジェロ・ファビアーニSDは4月17日、『Radiosei』のインタビューで「トゥドールの下で非常に機会を見つけているね」とコメント。契約は「ローマで1年やって残るかどうかを決める時間を確保したいと選手が望んだ」と明かした。
「彼が行使できる条項が含まれていて、ラツィオにやれることは少ない。一方向的なものだからだ。直近で彼は素晴らしい選手であることを示している。実際は、以前もそうだったんだがね」
「条項は5月30日までだ。行使できるのは彼だけ。彼は誰にも去りたいか残りたいかの希望を示していない。だが、誰もが有益であり、絶対不可欠な者はいないということを忘れてはいけない」
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つまり、鎌田が契約延長の権利を行使するかは、あと1か月以内で決まるということだ。クラブに退団の意思を伝えたとも報じられているが、ファビアーニSDの言葉どおりなら、ラツィオに正式な通知はしていないということになる。
ラツィオはフェリペ・アンデルソンが退団を発表し、ルイス・アルベルトも移籍する意向を表した。マテオ・ゲンドゥジはトゥドールとの関係悪化を噂され、主将チーロ・インモービレの去就も不明だ。先行き不透明で夏の改革が取りざたされるなか、鎌田がどのような選択をするのか注目したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部