巨人 痛恨のサヨナラ負け 10回に大勢がまさか 好投の菅野は八回に捕まる チームは鬼門甲子園で2敗1分けと苦しい戦い

 10回、佐藤輝にサヨナラ打を許し肩を落とす大勢(中央)

 「阪神2-1巨人」(18日、甲子園球場)

 巨人が痛恨のサヨナラを喫し、阪神相手に連敗を喫した。

 守護神・大勢が誤算だった。十回は中野、森下に連打を許し、大山は申告敬遠。無死満塁から佐藤輝に右前へのサヨナラ打を浴びた。

 流れが阪神に傾いたのは1点リードの八回。ここまで好投を続けてきた先発の菅野が、1死一、二塁のピンチで森下に同点打を浴びた。

 この回、先頭の代打・前川、近本に左前打を浴び無死一、二塁のピンチを招いた。続く中野の送りバントは好フィールディングを見せ、代走・植田の三塁進塁を阻止したが、続く森下との対戦だった。初球、外角低めのスライダーを強振され、無情にも三遊間を破られた。開幕から登板21イニング目の初失点だった。 試合は初回、いきなり1死一、二塁のピンチを背負ったが、大山を中飛に抑えると続く佐藤輝は、150キロの直球で空振り三振に斬った。ここまで2戦2勝の菅野-小林バッテリー。五回、三塁・泉口の失策から2死二塁のピンチを背負った。ここで2安打されていた中野との対戦。直球にカットボール、スライダーで的を絞らせず、最後はフォークで空振り三振に封じた。

 小林は二回、バットでも貢献。2死二塁のチャンスで西勇のフォークにバットを合わせ、中前適時打で先制点を奪った。

 だが、結果的にはサヨナラ負けを喫し、このカードは2敗、1分け。昨季3勝10敗と大きく負け越した鬼門・甲子園で苦しい戦いとなった。

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