Slack AI、日本でスタート まとめやAI回答対応で月1200円

by 臼田勤哉

会話の要約

Slack上でAIを活用できる「Slack AI」が日本でもスタートした。Salesforceは18日、企業の会話データを活用し、スマートな仕事を実現できるSlack AIを、日本語を含む多言語に対応し、Slackの有料プラン全てにおいて提供開始した。

Slack AIは、Slack有料プランの有料アドオンとして提供を開始。プロプラン、ビジネスプラスプランでは、ユーザーあたり月額1,200円(米国では10ドル)となる。英語、スペイン語、日本語で提供され、今後さらに多くの言語に対応する予定としている。

Slack AIにより、Slackのプラットフォーム上にネイティブ搭載した直感的な生成AIが利用可能になり、「まとめ」や「回答の検索」などの新機能が追加される。

「まとめ」
「回答の検索」

各機能の詳細は以下の通り。

ヘッダ文字列 新しい「まとめ」機能

ユーザーがフォローしたいチャンネルの要約を毎朝ダイジェストで配信する。対象のチャンネルをまとめに追加することで、見逃した可能性のある会話のダイジェストを毎日受け取れる。また、Slack上のユーザーアクティビティに基き、Slack AIがまとめに追加するべきチャンネルをおすすめする

回答の検索

会話形式の質問に対して、パーソナライズされたインテリジェントな回答を提供する。関連するSlack 上の会話から直接引用された平易な言葉で、明確かつ簡潔な回答を得られる。
必要に応じて引用元を検証し、さらに深く掘り下げた回答を検索することも可能

会話の要約

アクセス可能なチャンネルやスレッドから要点を抽出する。未読メッセージの把握や、過去7日間の会話の要約、あるいは任意の期間を設定して要約を作成できる

それぞれの要約には情報源が示され、ユーザーは重要な部分をより深く掘り下げできる

今後の機能強化も予定。Slack AIの検索と要約機能は、アクセスできるコンテキストを拡大させ、ファイル、Slackアプリ、canvas、クリップなどのデータソースにも対応する。

例えば、音声・ビデオ通話機能「ハドルミーティング」にもSlack AIが適用されると、会話の中から重要なポイントとアクションアイテムの要約を作成し、迅速に次のステップへ進めるようになる。

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