中国や四国、九州地方など各地で18日、黄砂が観測された。岡山市でも水平方向で見通しが利く距離「視程」が一時10キロ未満まで低下した。17日から日本列島の広い範囲で飛来が確認されており、岡山地方気象台は19日も引き続き岡山県内全域で注意が必要だとしている。
同市では同気象台職員が目視で確認。午後4時半の視程は7.74キロだった。市街地ではビルや郊外の山々の輪郭がぼやけて見えたほか、鷲羽山展望台(倉敷市)から望む瀬戸大橋もかすんでいた。
同気象台は「19日も県内は視程10キロ未満になる恐れがある」として、交通障害などに注意を呼びかけている。
黄砂は、東アジアの砂漠などで風に巻き上げられた砂やちりが日本に運ばれてくる。